Excel。チェックリストを作成して、作りこんでみる。後編
<フォームコントロールのチェックボックス>
チェックボックスを使って、チェックリストを作って、
さらに作りこんでいきましょうという企画の後編。
前回は、チェックボックスを作成するところまでを、ご紹介しましたので、
今回はその続きをご紹介していきます。
再度、どのような表だったのかといいますと。
まず、B列にチェックボックスをON OFFでチェックマークがつくようになっています。
そして、チェックボックスがOFFならば、その行のセルが塗りつぶされてわかりやすくしています。
さらに、チェックボックスがONになっている数を数えて、全体項目数のうち、
どれぐらいチェックがついたのかがわかるようにしてあるのが、E2。という内容の表です。
チェックマークの数を数える為には、
チェックボックスの設定をアレンジしてあげる必要があります。
では、B3のチェックボックスで右クリックして、コントロールの書式設定をクリックします。
コントロールの書式設定ダイアログボックスが表示されてきます。
コントロールタブにして、リンクするセルのボックスをクリックして、E3をクリックします。
すると、絶対参照が設定された、$E$3と入力されてきますので、OKボタンをクリックします。
これを、すべてのチェックボックスに設定します。B12のチェックボックスは、E12が対応します。
チェックボックスがONになっているとTRUE。OFFだとFALSEと表示されます。
このE列を使えば、条件付き書式も、数える事も出来るわけです。
条件付き書式ですが、A3:C12まで範囲選択をして、
条件付き書式の新しいルールをクリックして、
新しい書式ルールダイアログボックスの数式を使用して、
書式設定するセルを決定をクリックします。
数式を入力するボックスには、
=$E3=FALSE
と入力します。このFALSEは、
文字ではありませんので、”(ダブルコーテーション)で囲む必要はありませんので、
注意して下さい。
あとは、塗りつぶしの書式を設定してあげます。
OKボタンをクリックすれば、条件付き書式が完成しましたね。
続いて、E2に何件チェックマークがついているのかを数える関数をセッティングしていきます。
ここで使用する関数は、COUNTIF関数ですね。
では、E2をクリックして、COUNTIF関数ダイアログボックスを表示しましょう。
範囲には、E3:E12
検索条件には、TRUE
と入力します。ここのTRUEも、文字ではありませんので、”(ダブルコーテーション)は不要です。
結果は6件ですね。
これでもOKなのですが、E2の数式を次のようにアレンジしてみましょう。
=COUNTIF(E3:E12,TRUE)&"/"&COUNTA(C3:C12)&"項目"
すると、チェック数/総項目数 という表示が出来るようになります。あとは、TRUEとかFALSEとか文字が見えているとカッコ悪いので、
見えなくしたいと思いますので、E3:E12を範囲選択して、
セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
表示形式タブのユーザー定義をクリックして、種類に、;;;(セミコロン×3)入力して、
OKボタンをクリックしましょう。
これで、完成しましたね。前篇・後篇にわたって、ご紹介いたしましたが、チェックボックス。
使えるようになると便利ですよ。