Excel。グラフの色をRGBからHSLに変えて塗りつぶしてみよう。
<塗りつぶし>
Excelグラフの色。Excel2003の時は、とても微笑ましい色合いではありませんでしたよね。
Excelのバージョンもアップして、スタイルというのが登場したこともあって、
見栄えがよくなりましたが、今度は、逆に、いつも同じ色ばかりなので、
色をアレンジして、見栄えの良い資料を作りたいのですが、
何がいい方法はありませんか?というご質問を受けることが増えてきました。
確かに、毎回同じ色でもいいのでしょうけど、色に意味を持たせている場合など、
なぜその色なのかの裏付けなんてことも出てくるでしょう。
そこで、今回ご紹介するのは、塗りつぶしは塗りつぶしでも、HSLという方法です。
多くの方は、日ごろRGBだと思いますが、
HSLで色を設定するほうが資料作りには向いているかもしれません。
では、下記の表があります。
C2:F4を範囲選択して、集合縦棒グラフを作成します。
凡例を月にしたいので、デザインタブの行/列の切り替えボタンをクリックしましょう。
すると、行と列が切り替わりましたね。
さて、ここからが本題で、HSLを紹介するので、4・5・6月を同じ色に設定します。
では、5月をクリックして、塗りつぶしを変更していきます。
レイアウトタブの選択対象の書式設定をクリックすると、
データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
塗りつぶしの塗りつぶし単色から、その他をクリックしましょう。
色の設定ダイアログボックスが表示されました。
カラーモデルに注目します。RGBとなっていますよね。
これは、色の三原色なのですが、このRGBをHSLに変えてみます。
このHSLは、
H…色味 Hue
S…彩度 Satuation
L…明度 Lightness
のそれぞれの頭文字ですが、色合いのH
鮮やかさのS
明るさのL
をコントロールすると色が苦手でも資料つくりに適した色合いのグラフが作れるわけです。
そして、ポイントは、2つは同じにして、1つ変えることです。
そうすると、簡単に調和のとれた色を選べるのです。
では、まず、Hの値を変えてみます。
ポイントが水平に移動しますよね。
色合いが変わるだけですから、鮮やかさや明るさは変わりません。
決まりましたら、OKボタンをクリックして、
データ系列の書式設定ダイアログボックスに戻りますので、閉じるボタンをクリックしましょう。
今度は、6月を使って、明るさのLだけを変えてみましょう。
明るさだけを変えましたので、今度は、同じ色合い・同じ鮮やかさのままですので、
同じグループ内で色を使う場合などに使えますね。
では、どのような色になったのかを確認してみましょう。
このように、色がバラバラにならず、統一感のある色に設定することが出来ますので、
資料作りで色合いに困った場合には、HSLという方法を使ってみてはどうでしょうか?