2/21/2016

Excel。INDEX。座席表を講師側と受講生側の両方を効率的に作る方法。関数の意味。


Excel。座席表を講師側と受講生側の両方を効率的に作る方法。関数の意味。

<INDEX関数>


前回、講師用の座席表と受講する方の座席表を比較的簡単に作成する方法の中で、
INDEX関数を使って紹介をさせていただきましたが、
動き方について、よくわからない・わかりくにという点もありますので、
今回はINDEX関数に注目して、どうして、ひっくり返ったのかを確認していきましょう。

今回はこのようなことがやりたい訳です。

左側の表を右側の表の様にひっくり返したい訳ですね。

これを、セル参照で処理するのもいいのですが、
現場では、このようなマス目ばっかりとは限りません。

そこで、前回と同様にポイントになるのが、
1行目とF列にある、それぞれの行数・列数をカウントダウンした数値を入力するということです。

この数値を目印に、選択した範囲から抽出させて、算出するわけです。


では、G3にINDEX関数ダイアログボックスを表示してみましょう。

INDEX関数は、2タイプの引数が同居している関数ですので、
今回は、配列,行番号,列番号を選択して、OKボタンをクリックしましょう。

配列には、抽出させたい元の表の全体になりますので、B3:D6。

ただし、数式をコピーしますので、絶対参照を設定しておきますので、
$B$3:$D$6
行番号。ここは、D6の値を持ってきたい訳です。

つまり、配列で選択した範囲の3列4行目の値な訳ですね。

すると、どうにかして、4という数値がほしいわけです。
そこで、F列に入力してある数値を使う訳です。

そして、このF列はカウントダウンされています。
ひっくり返したデータを抽出したい訳ですから、
G6には配列で選択した1行目のデータを抽出させる必要がありますので、
F6には1を入力しておく必要があります。

なので、行番号は、事前に用意したF3。

F列は固定しておく必要がありますので、複合参照にして、
$F3
同じように列番号もひっくり返りますので、G1の数値を使います。

これも1行目を固定させておく必要がありますので、
G$1
と複合参照で設定しておく必要があります。

あとは、OKボタンを押して、数式をコピーしてみましょう。
G3の数式は、

=INDEX($B$3:$D$6,$F3,G$1)

という数式が設定されております。

このように、INDEX関数の使い方次第では、
今回の様に、データを反転・ひっくり返すということが出来る様になりますので、
講義の席順だけではなくて、会議・打合せなどなどでも、
使い方次第でアレコレと対応できるようになりますので、
仕事柄、関係ない方でも、ちょっと、挑戦してみると、
意外とINDEX関数の便利なことに気付くと思いますよ。