12/05/2016

Excel。財務関数シリーズ。目標金額までの積立金額を求めるPMT関数


Excel。財務関数シリーズ。目標金額までの積立金額を求めるPMT関数

<PMT関数>


今回取り上げる、財務関数シリーズは、目標金額までの積立金額を算出することが出来る、

PMT関数。

PMTは、PayMenT で、ペイメントだそうです。

今回使う表は次のような表です。

今回のPMT関数は、ペイということもあって、支払い額を求めるわけですが、
前回の財務関数シリーズ同様に、
まずは、年利は、0%にしておいてから、数式を作成することをお勧めしますね。

でないと、PMT関数の動きがよくつかめません。

それでは、B6にPMT関数を早速作っていきましょう。

B6をクリックして、PMT関数ダイアログボックスを表示しましょう。

利率は、B2/12
これは、今回「年利」になっています。
わかりやすいように、0%にしておりますが、通常はここに利息とかが入るわけですが、
最終的に月々いくら積立てればいいの?ということが知りたいわけですので、
「年利」を月々に変える必要がありますので、12で除算します。

期間は、B3*12
これは、何回支払うのか?積立回数が何回なのか?ということになります。
今回は、積立期間(年)ということになっていますので、
12倍する必要がありますので、12で乗算しております。

現在の価値は、0(ゼロ)
当たり前ですが、0(ゼロ)円から今回は、積立スタートですので、0(ゼロ)。
例えば、頭金とか、先に積立てておいて、ということがあれば、
その数値を入力しておきましょう。

将来の価値は、B4*-1
この将来の価値が、「目標金額」というわけですね。
そして、財務関数シリーズに共通しているのですが、
自分の手元から無くなっていくということで、
算出結果がマイナスの数値で表示されてきてしまいます。

これでは、わかりにくいと感じる人もいるようですので、
ここで、-1(マイナス1)をかけておきます。

こうすることによって、算出されても、結果はプラス表示になるというわけです。

それでは、OKボタンをクリックしてみましょう。

10万円を2年かけて、貯めるには、月々4167円必要という結果が算出されました。

結果は、通貨スタイルが設定された状態で算出されてきます。

ホントにあっているの?と、疑心暗鬼な方は、
10万を24で割ってみると、4166.66666…と割り切れませんが、
お金なので、0.6円はありませんので、繰り上げをして、
4167円という結果を算出しているわけですので、
算出された金額はあっているということになります。

毎月4200円を2年間。どうにか貯めることが出来れば、10万円が貯まるわけなんですね。
ヘソクリではありませんが、貯めてみようかな?