Excel。データがある時には罫線を無い時には、罫線なしにってことできませんか?
<条件付き書式>
2017年の祝祭日に対応したカレンダーの作り方をご紹介しました。
まあ、こういう感じのカレンダーでした。一部データは非表示にしております。
ちなみに、
A5の数式は、
=IF(EOMONTH(DATE($B$2,$C$2,1),0)<DATE($B$2,$C$2,ROW()-4),"",DATE($B$2,$C$2,ROW()-4))
B5の数式は、
=TEXT(A5,"aaa")
そこで、ご質問がありまして、
2月とか4月とかにすると、末日が28日・29日・30日と変わった際に、
罫線が残るので、それをその都度に効率よく消すことはできませんか?
というもの。
C2を2月に変えてみると、こんな感じ。
罫線が残っている訳ですね。
せっかく末日に対応させたので、できれば罫線も消したいというわけです。
確かに、その都度、罫線を消したり描いたりするのは、面倒ですね。
そこで、登場するのが、
【条件付き書式】
ということになります。条件付き書式は、
フォントの色を変えたり、セルを塗りつぶしたりするだけではなくて、
罫線も書式なので、罫線を描くことも出来るのです。
では、どのようにしたらいいのでしょうか?
今回は、A列にデータがあったら、罫線を描く。
データが無ければ罫線は描かないということを
条件付き書式に設定してあげればいいわけです。
では、一度、罫線を削除して、
1月に変えておいて、A4:C35まで範囲選択したら、
ホームタブの条件付き書式にある、【新しいルール】をクリックしましょう。
新しい書式ルールダイアログボックスが表示されました。
ルールの種類を選択してくださいにある、
【数式を使用して、書式設定するセルを決定】を選び、
次の数式を満たす場合に値を書式設定のボックスに、次の数式を入力します。
=$A4<>""
これは、A4が空白で無かったらという意味になります。$A4という複合参照にしているのは、その行に対して設定するためですね。
<>はイコールの逆で、何々で無い という意味ですね。
あとは、書式ボタンをクリックして、罫線を設定していきましょう。
新しい書式ルールダイアログボックスに戻りましたら、
改めて、OKボタンをクリックして完成ですね。
見た目、先ほどの罫線と変わっていないように見えますので、
確認しておきましょう。
C2を2月に変更してみると、
2017/2/28までの表示になって、
罫線も引かれていないのが確認できますね。
A35をクリックすると、
きちんと数式は残ったままになっているのが確認できますね。
このように、
表のサイズが変わる場合で罫線もデータに合わせて描きたい場合には、
条件付き書式を使ってみるというのはどうでしょうか?