3/14/2017

Excel。Graph。棒グラフに平均値の線を引く方法。Excel2013版

Excel。棒グラフに平均値の線を引く方法。Excel2013版

<集合縦棒グラフ+第2軸応用>


以前、集合縦棒グラフに平均値の線を描く方法をご紹介しましたが、
Excel2010を使って紹介を載せていたところ、
最近、Excel2013だと、グラフの作り方が変わり、
作り方が良くわからないというお話を聞きましたので、

今回は、改めて、縦棒グラフに平均値の線を引いたグラフをExcel2013で、
作り方をご紹介していきます。

下のグラフが平均線付き棒グラフです。

このグラフの平均値は、図の直線で描いたわけではありません。

そのような手法でもいいのですが、平均値が45.4だったりしたら、
自分で図形を使って描くのは「至難の業」でしょう。

当然、点数が変われば、平均値もかわりますので、
図形の直線を使っては、太刀打ち出来ません。

では、次の表を使って平均値付き縦棒グラフを作っていきましょう。

D列には平均値を求めておきます。

Excelで希望のグラフを作成したい場合には、
そのグラフを作るための表を作成する必要があります。

ちなみに、D3の数式は、

=AVERAGE($C$3:$C$8)


では、B2:D8を範囲選択して、
挿入タブのグラフにある、
複合グラフの挿入から「集合縦棒-第2軸の折れ線」をクリックします。

ここが、Excel2013から変わった点ですね。

Excel2010までは、ボタン一発で複合グラフを描くことはできません。
逆に、Excel2013を使うようになった方で、
旧バージョンのやり方がわかりやすい場合は、それでもOKです。

第2軸の複合グラフが作成出来ました。

グラフタイトルを「平均線付き縦棒グラフ」に変更して、
平均線をダブルクリックします。

あるいは、平均線をクリックして、書式タブの選択対象の書式設定をクリックして、
右側にデータ系列の書式設定作業ウィンドウが表示されます。

平均値が第2軸であることを確認しておきます。

グラフ左側の縦軸をクリックして、最小値と最大値を修正していきます。

軸の書式設定の軸のオプションにある境界値の最小値を0。最大値を100にします。

同じように、
右側の第2軸の縦軸も、境界値の最小値を0。最大値を100にします。

第2軸の縦軸は、主縦軸があればOKなので非表示にしますので、
ラベルにある、ラベルの位置を「なし」に変更します。

これで、第2軸の縦軸は非表示に変わりました。

次に、平均値の横棒を主縦軸から描きたいので、
デザインタブのグラフ要素を追加の軸から「第2横軸」をクリックして、
第2横軸を表示します。


表示された、第2横軸をクリックして、

軸のオプションにある、軸位置を「目盛」に変更します。
これで、主縦軸から描くことが出来ます。

あとは、表示されている第2横軸が邪魔なので、非表示にする作業を行っていきます。

軸の書式設定の軸のオプションの目盛にある、目盛の種類を「なし」に、
ラベルブロックのラベルの位置も「なし」に変更しましょう。

せっかくなので、平均値と集合縦棒にデータラベルを表示させましょう。

点数の集合縦棒をクリックして、
デザインタブのグラフ要素を追加からデータレベルの外側をクリックします。

続いて、平均値をクリックします。

そして、先頭のデータだけを選択します。今回は内藤さんの平均値データですね。

デザインタブのグラフ要素を追加から
データラベルにある「データ吹き出し」をクリックします。

表示された吹き出しをクリックして、修正していきます。

データラベルの書式設定のラベルオプションにある、
ラベルの内容は、系列名・値にチェックをつけて、区切り文字は、
スペースに変更しましょう。

これで、完成ですね。

このようにExcel2013でも、平均線付き縦棒グラフは作れますので、
機会がありましたら、挑戦してみてください。