Googleスプレッドシート。時給計算表を作ってみたら、Excelとアチコチ違う
<Googleスプレッドシート>
Googleスプレッドシートを使って、
Excelと同じように使ってみようとすると意外と違うところがあって、
ビックリするところがあるのですが、
今回ご紹介する、時給計算表も、Excelで作るのと比べて、
アチコチ違っているので、確認してみましょう。
次のような時給計算表を作ってみます。
まず、A3の日付ですが、Excelですと、
6/1と入力すると、6月1日と表示されますよね。
これは、Excelは日付が入力されたと判断して、
しかも、ロケールが日本なので、表示形式を月日で表示してくれます。
しかし、Googleスプレッドシートは、
6/1と入力すると、とりあえず、日付として認識はしてくれますが、
表示形式が、/(スラッシュ)の表示形式の対応となるようです。
m”/”dという形ですね。
では、日付から出勤と退勤まで入力して、
D列の勤務時間を算出していきます。
D3の数式は、
=C3-B3
という減算が設定されています。
あとは、D7までオートフィルで数式をコピーしましょう。
オートフィルは、GoogleスプレッドシートでもExcelと同様に使えます。
では、D8に勤務時間の合計を算出していきますので、
ここはSUM関数を使います。
これも、Excelと同じですね。
D8の数式は、
=SUM(D3:D7)
表はここまで、完成しました。
D8が6:30となっていますね。
これでいいのでしょうか?
というのを、Excelでも紹介するのですが、
ExcelもGoogleスプレッドシートも1日=24時間なので、
数日後の何時という結果を表示しています。
つまり、24時間を越える表は、
Excel同様にGoogleスプレッドシートも出来ないわけですね。
ここで、Excelだと、表示形式がh:mmとなっているのを
[h]:mm
と変更するコトによって対応できるのですが、
Googleスプレッドシートではどうなのでしょうか?
『表示形式の詳細設定』をクリックして、
【経過時間】を選択してクリックしてみると
なんと、すんなり、24時間越えの表示をしてくれました。
これは、Excelと違って便利ですね。
勤務時間計は、30:30:00と表示が変わりました。
ただ、秒までは不要ですので、削除していきます。
D8をクリックして、『表示形式の詳細設定』から、
表示形式の詳細設定にある、『その他の日時や時刻の形式』をクリックしましょう。
カスタムの日付と時刻の形式ダイアログボックスが表示されますので、
『:』と『秒(01)』を削除します。
すると、秒を表示しない形式の30:30に変わりましたね。
時給を1000円として、金額を算出しますので、
D10に
=D8*D9
という勤務時間計×時給という計算式を設定しました。
しかし、D10には、
30500:00
となっていますね。
これは、勤務時間計をただ1000倍しただけなので、表示形式を変えましょう。
『表示形式の詳細設定』から、
通貨(端数切り捨て)を選択してクリックしましょう。
しかし、これで完成ではありませんよね。
金額が、¥1,271となってしまっています。
これは、時間を1000倍しているだけです。
時間は1/24していますよね。
1日=24時間。時間計算ではお馴染みの24倍をして完成ですね。
D10の数式を
=D8*D9*24
と修正して完成ですね。
このように、表示形式は、Excelと違うところ、
同じ所、便利なところと様々ですので、
確認しながら作っていくといいのかもしれませんね。