4/01/2017

Excel。Graph。工程を把握しやすいステップ横棒グラフを作るには?

Excel。工程を把握しやすいステップ横棒グラフを作るには?

<横棒グラフ>

【横棒グラフをアレンジ】

ガントチャートなどスケジュールを把握するために、
様々なグラフをつかって管理しますが、
各プロジェクトの流れを階段状に表現できる
ステップ横棒グラフ』の作成方法を今回はご紹介していきます。

ステップ横棒グラフ?と思う人も多いと思いますので、
次のようなグラフを作ります。

各ステップの名称や数値などを表現しやすいところがこのグラフの利点ですね。

簡単そうに見えますが、このステップ横棒グラフにもノウハウがあります。

では、次の表があります。

このデータを使って、
横棒グラフを作ったところで、作成することは出来ません。

積み上げ横棒グラフだとしても、

データの行/列を切り替えたところで、
ますます理解不能なグラフになってしまいます。

そこで、以前から紹介しているように、
表現したいグラフを作るためには、
表をその表現したいグラフを作れるようにアレンジする必要があります。

先程の表を次のようにアレンジします。

まずデータのA~Eを降順に並べ替えします。1列挿入して作業列とします。

この作業列には累計した数値を入力します。
B3の数式は、
=B4+C4
というように、
一つ下の工程の作業列と日数の数値を和算させています。

B6までこの数式をオートフィルでコピーします。
これで準備完了。

A2:C8を範囲選択して、横棒グラフの『積み上げ横棒グラフ』を選択します。

すると、このようなグラフが出来ました。

あとは、綺麗にしていくだけですね。

色がパっとしませんので、
今回は、グラフスタイルのスタイル12に変更しました。

次に、作業列は不要なので、
塗りつぶしを『塗りつぶしなし』にして、線も『線なし』に、

さらに、図形の効果の影を『影なし』に変更しましょう。

スタイル12には影が設定されていますので、忘れないようにしましょう。

ここまでの作業で、グラフはこのようになっています。

凡例に表示されている、『作業列』は不要ですので、
選択して削除して、凡例を下に移動させましょう。

凡例を下に移動すると、横棒グラフのプロットエリアが広がり、
グラフが大きくなります。

横軸を工程日数の50に変更しますので、
横(値)軸の書式設定ダイアログボックスを表示ましょう。

横軸を選択してダブルクリックでもいいですし、
書式タブからグラフの要素が横(値)軸になっているのを確認して、
「選択対象の書式設定」をクリックでもOKですね。

軸の書式設定ダイアログボックスの軸のオプションにある、
最大値を固定にして『50』とします。

横棒グラフが細いので、太くしていきますので、
横棒グラフを選択して、データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示します。

系列のオプションの『要素の間隔』を「なし」にします。

あとは、データラベルを表示してフォントサイズを調整すれば完成ですね。

このように、データを作ってあげれば比較的簡単にステップ横棒グラフを
作成することが出来ますので、
機会がありましたら作ってみてはいかかでしょうか?