Word。インデントとタブがイマイチ理解できないので困っています。タブ編
<タブ(左揃えタブ)>
Wordを使っていて結構困る。
よくわからないという機能の中に、インデントとタブというのがあります。
前回は、インデントに関してご紹介しましたので、
今回は、タブ。
をご紹介していきます。
まず確認して置きますが、
インデントとタブの大きな違いは、
インデントは、文書の前側あるいは、後側を調整する機能ですが、
タブは、文書の途中を揃えたい時に使う機能です。
ビジネス文書で使う場所は、
記~以上。
すなわち、記書きのところで登場する機能です。
ただよく、
「均等割り付けではいけないの?」というご質問を受けるのですが、
均等割り付けでOKな場合はそれでOKです。
次のような場合は、均等割り付けで問題はありません。
開催日・時間・会場場所のそれぞれのあとの文書を揃えたいので、
『均等割り付け』を4文字で行えば、
開催日・時間・会場場所のそれぞれの文書を揃えることが出来ます。
デコボコでは読みにくいので、それを解消することが出来ます。
今回均等割り付けした文字は、
開催日・時間・会場場所と3文字・2文字・4文字と
余り文字数の差が無い場合でした。
このように文字数の差が無い場合は、
『均等割り付け』を使ってもOKだと思います。
【均等割り付けでは不向きなケース】
しかし、次の場合はどうでしょう?
今回は、
小田急線の登戸駅から小田急多摩センター駅のケースなのですが、
これは、『均等割り付け』には、不向きです。
今回の文字数は、2文字と9文字ですね。
これを9文字で均等割り付けすると、このようになってしまいます。
確かに時刻は揃ったのですが、
登戸が…空きすぎで、逆に読みにくくなってしまったように感じます。
そもそもの目的は、読みやすくしたいので、
文書の中で揃えたいのが目的でした。
そこで、登場のするのが、タブという機能です。
では、タブを使う前に確認しておくことがあります。
『編集記号の表示非表示』はONになっていますか?
なっていませんと、
タブ記号が表示されませんので、確認しておきましょう。
均等割り付けを実施して無い状態に戻して、
登戸の後ろと、
小田急多摩センターの後ろにキーボードのTabキーを押して、
タブを挿入します。
なお、空白は不要ですので削除しておきます。
注意点ですが、
今回のようにタブ記号が見えていればいいのですが、
タブ記号が小さい時があって、挿入出来ていないと思って、
2つ目のタブを挿入してしまう人がいますが、
4文字ごとにタブ記号が挿入されるので、
小さくてもタブ記号が入っていますから、
慌てずに確認しましょう。
今回は、基本的な設定方法をご紹介します。
最大のポイントが2つ登場します。
一つ目は、設定したい段落(文書)を全部まとめて選択するコト。
今回は2行まとめて範囲選択します。
二つ目は、タブのあとの文字を揃えるのですが、
左側で揃えるのか?右側で揃えるのか?ということを確認します。
今回は、左側の10時でそれぞれ揃えたい。
そこで、Wordのルーラーの左端にあるマークを確認します。
文字の「L」(エル)に見えるので、
左だからLEFTでLというわけではありませんのでご注意ください。
この左揃えタブになっているとタブのあとの
文字を左側で揃えることが出来るというものです。
いよいよ揃えていきましょう。
今回は、ルーラーの14という数字のあたりで揃えていきますので、
ルーラーの14の近くにマウスをもっていき、
『左揃えタブ』の記号になったら、
ナビゲーションの縦破線が表示されますので、クリックします。
これで、タブ記号の後ろで文字を揃えることが出来ましたね。
左揃えタブを動かすと、タブ記号のあとの文字の場所を調整出来ます。
このようにタブを使ってあげると、文書の中で揃えることが出来ます。
【タブの最大の注意点】
ところで、注意点があります。
良くやってしまう方がいるのですが、
タブ記号グループ1つに対して、左(右)揃えタブは一つです。
ルーラーでクリックをすると、左揃えタブが増えて、
グダグダなレイアウトになってしまいます。
そして、解除するとしても、必ず、グループで操作をしてください。
左揃えタブが、薄くなっている場合は、
グループではなくどこかの段落に左揃えタブを挿入してしまったケースです。
こうなると、直すのも一苦労しますので、
必ずグループで操作する事をお忘れになりませんように。
次回は、左揃えタブではなくて、右揃えタブをご紹介していきます。