8/17/2017

Excel。第2軸も縦棒グラフにしたい、ダブルY軸棒グラフの作り方【Bar graph】

Excel。第2軸も縦棒グラフにしたい、ダブルY軸棒グラフの作り方

<棒グラフ>

次の表があります。

このような数値に差があるデータをグラフにしてみると、

数値が小さい方は全く見えないグラフになってしまうので、
第2軸を使って、次のような複合グラフにします。

複合グラフにした場合、だいたい片方が、
第2縦軸を使った「折れ線グラフ」に変更して表現するのですが、
折れ線グラフではわかりにくい時に、
両方とも「縦棒グラフ」の複合グラフで作ってみたいと思います。

このようなグラフですね。

別に簡単でしょう?と思われるかもしれませんが、意外と難しいです。

では、早速作っていきましょう。

A1:C6を範囲選択して集合縦棒グラフを作ります。

では、来客数を第2軸にしていきますので、
書式タブの「グラフの要素」から系列 "来客数"にすると、
見えなかった来客数の棒グラフをアクティブにすることが出来ますので、

「選択対象の書式設定」をクリックして、
データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示させて、
「系列オプション」にある、使用する軸を【第2軸】にしましょう。

閉じるボタンをクリックすると、グラフはこのようになりましたね。

しかしながら、これでは重なってしまっています。

今回は並べたいわけです。

じゃあ、距離を離せばいいだろうと思うかもしれませんが、
このまま出来ないんです。

データ系列の書式設定ダイアログボックスの
「系列の重なり」を”離す”にしても、離れないんです。

理由は、第1軸と第2軸が重なってしまっている。

つまり別々のシートが重なっていているイメージなので、
動かすことが出来ないんです。

では、どのようにしたらいいのか?というと、
2つの縦棒グラフが並んでいるようにすればいいわけなので、
ダミーの透明な縦棒グラフを入れることによって、その透明なダミーの縦棒の上に、
第2軸の縦棒をのせるようにします。

ダミーデータをいれていきますので、
デザインタブの「データの選択」をクリックして、

データソースの選択ダイアログボックスを表示します。

凡例項目の追加ボタンをクリックします。

系列の編集ダイアログボックスが表示されますので、
系列名に、売上高バック
系列値に、={0}

として、OKボタンをクリックします。

これで、縦棒グラフがズレたのがわかります。

同じように、来客数バックも作ります。

系列名に、来客数バック
系列値に、={0}
として、OKボタンをクリックします。

作成した、売上高バックと来客数バックはともに、
第2軸になっていますので、売上高が主軸なので、元に戻します。

グラフの要素を「系列 "売上高バック"」にして、
選択対象の書式設定ダイアログボックスを表示して、
使用する軸を、「主軸」にします。

最後に、系列の順番を入れ替えます。

「来客数パック」を売上高の次に移動します。

あとは、凡例にある、
売上高バックと来客数バックを削除して、凡例を下に移動します。

これで、ダブルY軸縦棒グラフが完成しました。
簡単なグラフに見えますが、いろんなテクニックを使いますね。

本当に、グラフは奥が深いと痛感するグラフの一つですね。