Excel。作れない複数分離円グラフを強引に作るとしたら
<円グラフ>
Excelグラフはアイディアによって様々な表現をすることができますが、当然ながら根本的に作れないグラフというのもあります。
ただ、依頼が上司からあれば、作らなければいけないケースもあります。
そこで、今回はそのようなケース一つである。
複数分離円グラフの強引な作り方をご紹介していきます。
複数分離円グラフというのは、次のようなグラフです。
見た目、別に普通の円グラフでしょう?と思われるかもしれませんが、
複数のピース事にまとまっていて、分離していますよね。
このように、複数のピースを一塊にして分離することが
Excelの円グラフでは出来ないのです。
けど、よく見かけますよね。このようなグラフ。
だから、「作ってみて」とリクエストがあっても、
出来ないので、出来ませんというしかないわけです。
分離円グラフは、1ピースでは可能なのですが、
複数のピース事はダメなんですね。
1ピースの分離のやり方もついでなので、確認しておきましょう。
まず、次の表を使って、円グラフを作成します。
円グラフは、Excel2010のレイアウト1を使っております。
では、品川のピースを切り離してみます。
品川のピースだけを選択し、外側にドラッグしてみましょう。
このように、簡単に分離円グラフを作成することが出来ますが、
新宿と品川を選択したくでも、出来ませんし、新宿を選択して、
外側にドラッグすることは出来ても、
分離した複数のピースが合体することは出来ません。
このように、規定で作成できるようになっていないグラフを作る場合には、
【強引】な手法を使うと作ることは出来ます。
ということで、【強引】な作り方をやっていきましょう。
まず、通常の円グラフを作成して、通常の円グラフを作成しましょう。
レイアウト1を使って、データラベルを表示し、色も変更していきます。
今回は、東京と神奈川と埼玉に所属している店舗で色分けでしています。
複数ピースごとに分離が出来ないので、強引に消してしまえばいいわけです。
ただ消すといっても、削除するわけにはいきませんので、
『見えなくする』。
つまり、透明で塗りつぶしを行うという、
乱暴というか原始的な方法で乗り切るわけです。
では、一つ円グラフを作りましたら、
Ctrl+Dというグラフをコピーできるショートカットを使って、
2つコピーしましょう。
そして、東京・神奈川・埼玉と分離したいピースを残して、
塗りつぶしを「なし」にしていくと、次のようになります。
F4の繰り返しのショートカットキーを使うと作業効率がUPしますし、
データラベルは、削除しています。
次に、それぞれのグラフエリアの外枠と、塗りつぶしを「なし」にします。
そして、この3つのグラフを一つにしていきます。
これで、一応完成はしました。
確かに、作り方が邪道というか、
ただ、コピーしただけじゃないかと思われますが、
作らなければいけないときには、
このような方法もありますという一例です。