12/03/2017

Excel。ちょっと気が早いけど、表示形式で新元号"元年"を表示させる方法

Excel。ちょっと気が早いけど、表示形式で新元号"元年"を表示させる方法

<表示形式>

なんでも、平成も平成31年4月30日までということだそうでして、
そうなると、事務職をはじめとして、元号が気になるところ。

書類の種類によっては元号で書かないとダメなものもあったりします。

平成になったときには、
これほどWindowsやofficeソフトが普及していなかったので、
どのタイミングで変わっていくのかは、今の時点ではわかりせんが、
Excelなどは、きっと、Microsoftさんのアップデートで
新元号に対応してくれるものと思います。

ただ、ひとつ気になるのは、今でも、平成元年と表示できないこと
元号表示にしてみると、平成1年になってしまうのです。

そこで、ちょっと気が早いかもしれませんが、
『新元号元年』の表示方法をご紹介してみます。

次の表を使って説明します。

B列はシリアル値、C列は西暦、D列は元号表示というようにしていきます。

日付はシリアル値の表示形式を変化させて日付に見させています。

平成31年5月1日から新元号になるそうなので、4月末から5月。
そして、年がかわる、年末と翌年で確認してみます。

さて、考え方は簡単で、5月1日より前の日は平成で、
12月31日までが新元号元年ですから、シリアル値を使って、
条件をつくってあげればいいわけです。

では最初に、B列の日付をシリアル値に変えていきましょう。

B4:B11を範囲選択して、表示形式を標準にしましょう。

シリアル値はこのようになりましたね。

2019年5月1日のシリアル値は、43586ということがわかりましたので、
これより小さければ、元号は平成で、
43831より小さければ新元号元年ということです。

あとは表示形式を作っていくだけですね。

よく勘違いをされる人がいるのですが、
表示形式にも条件を付けることは出来ますので、
IF関数を使うのではなくて、表示形式のユーザー定義を使っていきます。

D4:D11を範囲選択して、セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。

表示形式の分類をユーザー定義にして、種類を次のように、修正していきます。

[<43586]ggge"年"m"月"d"日";[<43831]"新元号元年"m"月"d"日";ggge"年"m"月"d"日"

OKボタンをクリックしましょう。

結果を確認してみましょう。

2019年5月1日より前は、平成31年になっていますので、問題はなし。

2019年5月1日から同年12月31日までは、『新元号元年』になっています。

そして、2020年1月1日は翌年になりますので、
現在の表示では平成32年になっていますが、
これはきっと、Microsoftさんのアップで新元号に
自動的に対応されるものと期待して待つことにしますが、

元号は『新元号2年』となるはずです。

表示形式も理解してしまえば簡単ですよね。
[<43586]ggge"年"m"月"d"日"
これは、5月1日より前なので平成で表示します。

[<43831]"新元号元年"m"月"d"日"
ここは2020年1月1日よりも小さければ、
『新元号元年』と表示するようにしてあります。

新元号が発表されましたら、新元号の文字を置き換えてあげれば、
元年表示が可能ですね。

ggge"年"m"月"d"日"
最後は、それ以外は、通常の元号表示をするということですね。

このように表示形式のユーザー定義を使えば、
『新元号元年』表記をしたい場合は対応が可能になりますね。

まぁ、出来ることならば、
Microsoftさんに"元年"って表示してくれるようにしてくれると
苦労しなくていいのですが…