Access。データをバックアップする時は、追加クエリが便利。さらに日付も記録したい
<Access>
日々データは増えていくのですが、増えすぎると処理速度も少しずつ遅くなっていきますし、管理上も効率が悪化します。そこで、テーブル作成クエリや、追加クエリを使って、データのバックアップを取ることがあります。
今回は、その追加クエリを作っていきましょう。
T仕入日一覧というテーブルがあります。仕入日が、2018年だけをバックアップする、T支払日一覧BKに追加させるようにします。
【最初は選択クエリをつくる】
別のテーブルなどに追加するときには、追加クエリを作って処理するのが簡単ですね。ですが、最初に通常の選択クエリを作って、該当データが抽出されているのかを確認にしてから、追加クエリに変換していきます。
仕入日が、2018年のデータが対象なので、抽出条件には、
Between #2018/01/01# And #2018/12/31#
とBetween And演算子を使うことで、該当のデータを抽出することができます。
表示をデータシートビューに変更して確認してみましょう。
これで該当するデータを抽出することができましたので、選択クエリから追加クエリに変更していきます。
デザインビューに戻しましょう。
クエリツールのデザインタブにある、「選択」を「追加」に変更します。
追加ダイアログボックスが表示されます。
追加先のテーブル名を、追加したいテーブル名で設定してOKボタンをクリックします。
名前を付けて、追加クエリにすると、レコードの追加という行が自動的に追加されたのと、アイコンが「追加クエリ」のデザインに変更されます。
では、実行してみましょう。
表示を切り替えても、現在の抽出条件のデータを抽出して表示されるだけなので、実行ボタンをクリックします。
「はい」をクリックすると、テーブルに追加されますので確認してみましょう。
無事にデータを追加することができましたね。
ただ、実務面で考えると、ちょっとアレンジすると、いいかと思います。それは、”追加した日付”などのフィールドがあるといいですね。
追加するテーブルに、追加日という日付型のフィールドを追加しておきます。
クエリに、Date関数のフィールドを追加します。フィールドにDate()と入力します。
式1: Date()
とフィールド名が、式1となっていますが、問題はありません。
逆に忘れてはいけないのが、レコードの追加の行に、追加するフィールド名を設定します。
では、実行してみましょう。
このように、追加した日付を加えることができます。
なお、Date関数以外に、Now関数を使えば、日時を追加することができますよ。