4/06/2019

Access。データをバックアップする時は、追加クエリが便利。さらに日付も記録したい【Access】

Access。データをバックアップする時は、追加クエリが便利。さらに日付も記録したい

<Access>

日々データは増えていくのですが、増えすぎると処理速度も少しずつ遅くなっていきますし、管理上も効率が悪化します。

そこで、テーブル作成クエリや、追加クエリを使って、データのバックアップを取ることがあります。

今回は、その追加クエリを作っていきましょう。

T仕入日一覧というテーブルがあります。仕入日が、2018年だけをバックアップする、T支払日一覧BKに追加させるようにします。

【最初は選択クエリをつくる】

別のテーブルなどに追加するときには、追加クエリを作って処理するのが簡単ですね。

ですが、最初に通常の選択クエリを作って、該当データが抽出されているのかを確認にしてから、追加クエリに変換していきます。

仕入日が、2018年のデータが対象なので、抽出条件には、

Between #2018/01/01# And #2018/12/31#

とBetween And演算子を使うことで、該当のデータを抽出することができます。

表示をデータシートビューに変更して確認してみましょう。

これで該当するデータを抽出することができましたので、選択クエリから追加クエリに変更していきます。

デザインビューに戻しましょう。

クエリツールのデザインタブにある、「選択」を「追加」に変更します。

追加ダイアログボックスが表示されます。

追加先のテーブル名を、追加したいテーブル名で設定してOKボタンをクリックします。

名前を付けて、追加クエリにすると、レコードの追加という行が自動的に追加されたのと、アイコンが「追加クエリ」のデザインに変更されます。

では、実行してみましょう。

表示を切り替えても、現在の抽出条件のデータを抽出して表示されるだけなので、実行ボタンをクリックします。

「はい」をクリックすると、テーブルに追加されますので確認してみましょう。

無事にデータを追加することができましたね。

ただ、実務面で考えると、ちょっとアレンジすると、いいかと思います。それは、”追加した日付”などのフィールドがあるといいですね。

追加するテーブルに、追加日という日付型のフィールドを追加しておきます。

クエリに、Date関数のフィールドを追加します。フィールドにDate()と入力します。
式1: Date()
とフィールド名が、式1となっていますが、問題はありません。

逆に忘れてはいけないのが、レコードの追加の行に、追加するフィールド名を設定します。

では、実行してみましょう。

このように、追加した日付を加えることができます。

なお、Date関数以外に、Now関数を使えば、日時を追加することができますよ。