Excel。日付が入力されているセルがいくつあるのか、算出するにはどうしたらいいの?
<COUNT関数・COUNTIF関数>
簡単に処理できると思っていたら、意外とできなくて困るケースがExcelには、ちょこちょこあります。
例えば、次のような提出状況を確認する表があります。
やりたいことは、C列の提出日に日付が入力されている件数をF1に算出したいのと、まだ日付が入力されていない件数も算出したいわけです。
実は、簡単に算出することができるのですが、難しく考えてしまう人が多いようです。
難しく考えてしまう人は、「どうやったら日付を数えることができるのか?」と悩んでしまうようです。
今回のデータのように、2021年1月に収まっていれば、2021年1月だったらと考えるようです。
しかしながら、実際は、COUNTIF関数とかCOUNTIFS関数などはつかいません。
COUNTA関数でもありませんね。
COUNTA関数は、セル内にデータがあれば、カウントしてしまいます。
考え方としてですが、Excelでは、どうやって日付になっているのかを、思い浮かべれば、どの関数を使えばいいのか、見えてくると思います。
そう、日付は、シリアル値をつかっていて、表示形式をつかって、日付で表示しているだけです。
つまり、数値な訳です。
C列の表示形式を標準に変えてみます。
こうなれば、F1で使用する関数を見つけることができたはずです。
数値を数える関数である、「COUNT関数」でF1の件数を算出することができます。
オートSUMボタンの、「数値の個数」を使ってもOKですね。
F1の数式は、
=COUNT(C2:C11)
ここのポイントは、日付は数値と気づけるかどうかですね。
次は未提出の件数を数えます。
COUNTA関数をつかって、全体の件数を算出して、先程算出した、提出済みの件数を減算すれば、算出できますが、列の中から、文字が入力されているセルの件数はどのようにしたら、いいのでしょうか?
例えば、すべて「未提出」という文字で統一していれば、COUNTIF関数をつかって、条件を「未提出」とすればいいわけですが、今回の表は「今週中」や「来月予定」というように、備考のような使い方をされています。
本来ならば、このような使い方はよくないわけですね。
できれば、備考の列をつくって、そちらに入力してほしいわけです。
着目するポイントは、「文字が色々入力されている」ということです。
それと、数値は数えたくないわけです。
それを踏まえた数式をF2に作っていきます。
使う関数は、「COUNTIF関数」です。
F2をクリックして、COUNTIF関数ダイアログボックスを表示します。
範囲には、C2:C11 と設定します。
検索条件には、「”*”」(アスタリスクをダブルコーテーションで挟みます)。
こうすることで、「文字が色々入力されている」という条件になります。
ダブルコーテーションで、ワイルドカードの「*」(アスタリスク)をつかうことで、数値は除外されます。
あとは、OKボタンをクリックします。
意外と現場で使っている資料には、件数を算出するものが結構あるようです。
Excelには、ケースバイケースに対応するように様々な数える関数がありますので、色々確認してみるといいかもしれませんね。