2/06/2022

Excel。平均値で色分けした背景をつかった集合縦棒グラフをつくりたい【Column chart】

Excel。平均値で色分けした背景をつかった集合縦棒グラフをつくりたい

<集合縦棒グラフ>

平均値を越えているのかを視覚的にわかりやすくしたいので、集合縦棒の背景である、プロットエリアを塗り分けたいけど、どのようにしたらいいのでしょうか?


プロットエリアの塗り分けには、「積み上げ面グラフ」をつかうことで対応することができます。


希望するグラフをつくるには、そのグラフをつくるための表が必要になります。

このような表を用意しました。


B2:B5は、集合縦棒グラフのためのデータです。


C列のデータは、平均値を塗り分ける境界線とするので、B6で算出した値をセル参照したものです。


D列ですが、今回売上高が1000以下なので、グラフの縦軸を1000とすることにしました。

上限が1000なので、平均との差を算出したのが、D列というわけです。


C列の上にD列が積みあがっている面グラフをつくるわけですね。


A1:D5を範囲選択して、挿入タブのグラフにある「すべてのグラフを表示」ボタンをクリックします。


グラフの挿入ダイアログボックスが表示されます。


すべてのグラフタブにします。


「組み合わせ」を選択したら、「平均」と「1000-平均」を第2軸にチェックマークをオンにして、グラフの種類を「積み上げ面」に変更します。


設定が終了したら、OKボタンをクリックします。


グラフタイトルと凡例から「1000-平均」を削除して、グラフを少し大きくしております。


最初に修正していくのは、左右の縦軸です。最大値がことなっているので、軸の書式設定作業ウィンドウの「軸のオプション」をつかって、最大値を「1000」に変更します。


次に、プロットエリアの積み上げ面グラフを修正していきます。

プロットエリア全体に塗りつぶしの範囲を広げていきます。


この修正の為には、積み上げ面グラフは「第2軸」に表示されているので、「第2軸」の横軸を表示させる必要があります。


グラフデザインタブの「グラフ要素を追加」にある「軸」から「第2横軸」をクリックします。


グラフ上部に第2横軸が表示されました。

グラフがおかしなことになっていますが、気にせず修正作業を続けていきます。


表示した「第2軸横(項目)軸」を選択して、軸の書式設定作業ウィンドウの「軸のオプション」にある、軸位置を「目盛」に変更します。


続いて、「第2軸縦(値)軸」をクリックします。


作業ウィンドウは、軸の書式設定作業ウィンドウのままに見えますが、第2軸の縦軸の設定に変わっています。


「軸のオプション」の「横軸との交点」を「自動」にオンにします。


プロットエリアは平均値を境に塗り分けることができました。


あとは、作業で使用した、第2軸の縦軸と横軸を処理していきましょう。


両縦軸とも、フォントサイズが小さいので見にくくなっています。

フォントサイズを調整して、200置きに修正します。


第2軸縦(値)軸はクリックしたら、DELキーを押すだけで、非表示にできます。


第2軸横(項目)軸は、DELキーで削除すると、せっかく「積み上げ面グラフ」がプロットエリア全体に広がったのに、元に戻ってしまうので、非表示の作業を行います。


第2軸横(項目)軸をクリックします。


軸の書式設定作業ウィンドウは、「第2軸横(項目)軸」に対応した状態に変わりましたので、軸のオプションの目盛にある「目盛の種類」を「なし」。

ラベルのラベルの位置を「なし」に設定することで、第2軸横(項目)軸を非表示にすることができます。


あとは、横軸のフォントサイズを調整し、プロットエリアの「積み上げ面グラフ」の色を調整したら、完成です。