Excel。順位を算出するRANK.EQ関数。離れた範囲も含めた順位を求めたい。
<RANK.EQ関数>
順位を算出することができる、「RANK.EQ関数」
通常、順位を算出したい場合は、順位の基準となる数値の列を範囲選択するわけですが、離れた飛び地の場合、どのようにしたらいいのでしょうか。
C2の数式は、
=RANK.EQ(B2,(B5:B9,D5:D9),0)
このように数式を設定すると、算出することができます。
どこが問題なのかというと、2番目の引数である「参照」です。
今回使用するRANK.EQ関数の引数は、
1番目は、数値で、これは、ここで指定した値は、何位なのかを知りたい数値を選択します。
よって、「B2」
2番目が、参照。この参照が全体の範囲です。
3番目が、昇順か降順での順をきめる「順序」です。
点数がいい順での順位を算出したいので、「0」と設定します。
C2には、B2の得点がA4:D9の表内の得点全体の中で、何位なのかを算出したいわけです。
注目は、得点がB5:B9とD5:D9と離れていることです。
離れているところを範囲選択する場合、Ctrlキーをつかって範囲選択をします。
すると、数式には、
B5:B9,D5:D9と「,(カンマ)」で区切られて入力されます。
そうなると、Ctrlキーをつかった離れた範囲選択先が、3番目の引数になってしまうので、エラーが発生します。
SUM関数でも離れたところが範囲だと
=SUM(A1,C1)
と数式を作成しますよね。
そのため、離れた範囲を設定する場合には、2番目の引数は、「()カッコ」で囲ってあげる必要が発生します。
ちょっとしたことですが、離れたところが「,(カンマ)」で区切られることから「()カッコ」が必要なことを知らないと、エラーが発生しますので、ちょっと覚えておくといいかもしれませんね。