9/05/2023

Excel。行を手早く3色で塗りわけるにはどうしたらいいの【paint a line】

Excel。行を手早く3色で塗りわけるにはどうしたらいいの

<条件付き書式+MOD+ROW関数>

行を交互に塗りつぶすには、MOD+ROW関数を条件式に設定した条件付き書式で、対応することができます。

条件付き書式で3行塗り分け

それをさらにアレンジすれば、1行目・2行目・3行目を別々の色で塗りつぶすことができます。


A2:C8を範囲選択して、ホームタブの条件付き書式にある新しいルールをクリックします。


新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。


「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択したら、書式設定のボックスに、

=MOD(ROW(),3)=2

と数式を設定します。


書式ボタンをクリックして、塗りつぶしの色を設定したら、OKをクリックして、条件付き書式の設定が完了します。


これで、1行目の設定が完了しました。

同じように、

=MOD(ROW(),3)=1

=MOD(ROW(),3)=0

と設定すれば、1行目・2行目・3行目をバラバラに塗りつぶすことができます。


それでは、条件付き書式に設定した数式を確認しておきましょう。

=MOD(ROW(),3)=2


MOD関数は、除算した余りを算出する関数です。


最初の引数には、ROW関数をつかって、行番号を算出します。


ROW関数は、行番号を算出する関数です。


2番目の引数は、除数を設定します。

今回は、3行バラバラに設定したいので、「3」と設定します。


算出結果が、2と等しいのか判断させて合致すれば、塗りつぶすという仕組みです。


このように、MOD関数の2番目の引数の「除数」をアレンジすることで、4種類でも5種類でも塗り分けることができます。