9/15/2023

Excel。オートフィルターをつかわなくても、FILTER関数で別表を抽出できます。【extract】

Excel。オートフィルターをつかわなくても、FILTER関数で別表を抽出できます。

<FILTER関数>

抽出した結果を、別の表にする場合、オートフィルターで抽出してコピーするのが一般的です。

ただ、新しく追加されたFILTER関数をつかえば、元の表はそのままで、オートフィルターをつかわずに、手早く、別表として抽出することができます。


次の表をつかって説明します。

FILTER関数

 

A1:C6の表から、売上高が800以上のデータを、このA1:C6の表はそのままで、別表として抽出したいわけです。


そこで、FILTER関数を使えばいいというわけです。


A9にFILTER関数の数式を設定します。

=FILTER(A2:C6,C2:C6>=800,"なし")


あとは、スピル機能によって、ゴーストが発生しますので、数式をコピーする必要はありません。


このFILTER関数と組み合わせると、さらに手早く抽出することもできます。


例えば、SORT関数と組み合わせれば、抽出と同時に並べ替えも終わった表を抽出することもできます。


最後に、A9に設定した数式を説明します。

最初の引数は、配列。範囲選択ですね。「A2:C6」を設定します。


2つ目の引数は、含む。条件ですね。800以上が該当するようにしたいので、「C2:C6>=800」と設定します。


最後の引数は、空の場合。データがないならどうするのかということなので、「なし」と表示するようにしました。