3/27/2024

Excel。複数条件を指定して、手早く別表に抽出したい【extraction】

Excel。複数条件を指定して、手早く別表に抽出したい

<FILTER関数>

オートフィルターをつかうことで、データを抽出することは、簡単にできます。


しかし、抽出したデータを、別の場所にコピーして貼り付けるとなると、単純な作業ですが、面倒です。


そこで、FILTER関数をつかうことで、抽出し、別の場所に抽出結果を表示することができます。

複数条件を指定して、手早く別表に抽出

抽出条件をF1:G2に用意しました。


店舗名が新宿店で、商品名が消しゴムのデータを抽出して、F5を起点に結果を表示していきます。


F5に設定する数式は、

=FILTER(A2:D11,(B2:B11=G1)*(C2:C11=G2),"該当データなし")

これだけで、抽出して、さらに、別なところに貼り付けることができます。


FILTER関数の最初の引数は、「配列」です。

つまりデータのことなので、A2:D11を設定します。


2番目の引数は、「含む」。

条件です。

FILTER関数で複数条件を作る時には、「*(アスタリスク)」で接続させていきます。

(B2:B11=G1)*(C2:C11=G2)と設定します。


また、スピル機能によって数式の範囲が広がりますので、絶対参照にする必要はありません。


3番目の引数は、「空の場合」。

これは、抽出するデータがなかった時、どうしますかということなので、「該当データなし」と表示するようにしました。