Excel。10単位で注文数をつくるには、CEILING.MATH関数が便利です。
<CEILING.MATH関数>
発注する時に、個数ではなくて、注文単位が10個とかダース(12)でしなければならない場合に、イチイチ、必要単位で考えるのは面倒です。
そこで、CEILING.MATH関数をつかうことで、求めることができます。
次の表を用意しましたので、その表を使って説明していきます。
B列に在庫数があります。
C列の不足分数は、基本在庫を100として管理しています。
100から在庫数を引いた数が、C列に表示されています。
C2は
=100-B2
という数式が設定しています。
オートフィルで数式をコピーしています。
求めたいのは、D列の発注数です。
本来なら、C列の不足分数を発注したいわけですが、10個ずつでないと注文できないルールになっています。
なので、C2が27と不足数が求められていますが、30で注文する必要があるというわけです。
20では、基本数100になりませんので、30注文する必要があるというわけです。
これを、目視で確認するのは大変です。
まして、ダースだったりすると計算するもの大変です。
そこで、CEILING.MATH関数を使うことをお勧めします。
では、D2にCEILING.MATH関数をつかった数式を設定してみましょう。
=CEILING.MATH(C2,10)
あとは、オートフィルで数式をコピーします。
これで、発注数を求めることができました。
不足分27が30になっていることが確認できます。
これで、イチイチ考えなくてもいいというわけです。
CEILING.MATH関数は、最初の引数が、数値です。
C2を設定します。
そして、2つ目の引数は、基準値です。
10ずつならば、10。ダースならば12とすればいいという仕組みの関数です。