Excel。条件付き書式の順番を注意しないと、すべて同じ書式になってしまう。
<条件付き書式>
次の得点表。
B列の得点を、次の条件で塗りつぶすことで、わかりやすくしたいと思います。
その条件は、得点が50以上なら赤色で80以上なら緑色に設定します。
では、B2:B11を範囲選択して、ホームタブの条件付き書式にある、新しいルールをクリックします。
今回の条件が以上なので、用意されているものでは対応できません。
新しいルールダイアログボックスが表示されます。
「指定の値を含むセルだけを書式設定」をクリックして、条件を設定していきます。
セルの値 が 次の値以上 を選び、80と設定します。
あとは、書式ボタンをクリックして、塗りつぶす色を設定します。
設定が完了したら、OKボタンをクリックします。
80以上が塗りつぶされました。
同じように50以上を塗りつぶしてみましょう。
それでは、OKボタンをクリックします。
すると、先程、80以上で塗りつぶされていたセルまで、50以上の色で塗りつぶされてしまいました。
どうしてこのようになってしまったのかというと、優先順位は、あとから設定した条件の方が上になるようになっているからです。
そこで、このような場合、条件の順位を変えることで、対応することができます。
条件付き書式の「ルールの管理」をクリックして、条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスを表示します。
条件の順番を変えるボタンをつかって、優先順位を設定したら、OKボタンをクリックします。
これで、希望通りの条件でセルを塗りつぶすことができました。
設定したのに、おかしい場合には、優先順位が影響している可能性があります。
その場合は、確認してみるといいかもしれません。