Excel。なんで大文字と小文字を等しいと判断しちゃうの、どうしたらいいの
<IF+EXACT関数>
Excelには、ちょこちょこと、思っていたことと異なる判断をすることがあります。
次の表をつかって、そのケースをご紹介します。
A列のデータとB列のデータを比べる数式をC列に設定しています。
C2には、
=IF(A2=B2,"○","×")
としています。
オートフィルで数式をコピーしています。
よく見ると、C5とC6の結果がおかしいことが、確認できます。
ひらがな と カタカナ
全角カタカナ と 半角カタカナ
これらは、同じと判断されていませんので、問題ありません。
ところが、
大文字と小文字は、異なっているハズなのに、同じと判定されてしまっています。
そして、
全角と半角のアルファベットは違うと判断されています。
このように、何気なく、IF関数だけで、入力されたデータが、合致するかどうか判断すると、間違った判断をされたものを見逃してしまう恐れがあります。
では、大文字と小文字は、異なると判断させるにはどうしたらいいのでしょうか。
そこで、文字を比較することができる、EXACT関数をIF関数と合わせてつかうことで、対応することができます。
IF+EXACT関数で数式を設定してみます。
D2に設定した数式は、
=IF(EXACT(A2,B2),"○","×")
オートフィルで数式をコピーします。
今度は、
大文字と小文字も異なると判断されています。
このように、EXACT関数をつかうことで、文字種をきちんと区別して判断することができます。