Excel。急に印刷することになったので、手早く、エラーを印刷されないようにしたい。
<ページ設定と印刷>
次の表があります。
D2の前年比を算出する数式は、
=C2/B2
と設定しています。
オートフィルで数式をコピーしたわけですが、当然、B3やB5など数値がない場合は、ゼロで除算していますので、#DIV/0!というエラーが表示されています。
個人ベースの資料で、原因が、わかっている場合、そのままでもいいかもしれません。
ただ、もしも、急きょ印刷して、会議資料として使うとなると、IFERROR関数などをつかって、数式を修正する必要があります。
しかしながら、急ぎなわけですね。
そこで、数式を修正しなくても、印刷した時に、エラーを非表示する方法があります。
ファイルタブの印刷でプレビューを確認すると、現状では、#DIV/0!が表示されていますので、印刷されてしまうわけです。
では、ページレイアウトタブの印刷タイトルをクリックして、ページ設定ダイアログボックスを表示します。
シートタブのセルのエラーが「表示する」になっているので「<空白>」や「--」に変更します。
そして、OKボタンをクリックしたら、改めて、印刷プレビューを確認してみましょう。
#DIV/0!だったところが、「--」と表示されていることが確認できます。
このように、本来は、エラーが表示されないように、数式を設定しておくといいのですが、急な印刷という場合には、今回のような方法で、エラー対応することができます。