12/24/2024

Excel。複数の商品の売上金額合計を手早く、求めるにはどのようにしたらいいの【TOTAL】

Excel。複数の商品の売上金額合計を手早く、求めるにはどのようにしたらいいの

<SUM+SUMIF関数>

商品販売の表があります。
複数の商品の売上金額合計

売上金額の総合計を求めるには、SUM関数で対応することができます。

鉛筆の売上金額合計を求めるには、SUMIF関数をつかうことで対応することができます。

D6に鉛筆だけの売上金額合計を求めてみます。

設定した数式は、
=SUMIF(A2:A11,D2,B2:B11)

これで、鉛筆の合計値を算出することができました。

では、商品名が複数になった時、どのようにしたらいいのでしょうか。

鉛筆と、色鉛筆の売上金額合計を求めるとします。

複数になったので、SUMIFS関数をつかってみることにしましょう。

D7に、SUMIFS関数の数式をつくります。

 =SUMIFS(B2:B11,A2:A11,D2,A2:A11,D3)

と数式を設定してみましたが、結果は「0」になってしまいました。

SUMIFS関数は、複数条件に対応となっていますが、鉛筆または、色鉛筆のような「OR条件」には対応していません。

そのため、SUMIF関数で、鉛筆と色鉛筆の合計値を求めて、その合算にすることで、求めることができます。

F8にSUMIF関数を2つ作りその合算を求める数式を、設定してみましょう。

設定した数式は、
=SUMIF(A2:A11,D2,B2:B11)+SUMIF(A2:A11,D3,B2:B11)

これで、鉛筆と色鉛筆の合計値を求めることができました。

ただ、この数式の問題点は、対象の商品名が増えた場合です。
SUMIF関数を商品数分、つくらないといけないわけです。

そこで、SUM関数とSUMIF関数を、組み合わせる数式で対応することができます。

D9に設定した数式は、
=SUM(SUMIF(A2:A11,D2:D3,B2:B11))

これで、商品名が増えても対応することができます。

SUM関数内のネストしているSUMIF関数は、配列関数で処理されています。

ご覧のように、OR条件で合算値を求める場合には、SUM+SUMIF関数という方法もあります。

SUMIF関数をたくさんつくっていて、困った場合には有効な方法の一つかと思います。