Excel。複数の商品の売上金額合計を手早く、求めるにはどのようにしたらいいの
<SUM+SUMIF関数>
商品販売の表があります。
売上金額の総合計を求めるには、SUM関数で対応することができます。
鉛筆の売上金額合計を求めるには、SUMIF関数をつかうことで対応することができます。
D6に鉛筆だけの売上金額合計を求めてみます。
=SUMIF(A2:A11,D2,B2:B11)
これで、鉛筆の合計値を算出することができました。
では、商品名が複数になった時、どのようにしたらいいのでしょうか。
鉛筆と、色鉛筆の売上金額合計を求めるとします。
複数になったので、SUMIFS関数をつかってみることにしましょう。
D7に、SUMIFS関数の数式をつくります。
と数式を設定してみましたが、結果は「0」になってしまいました。
SUMIFS関数は、複数条件に対応となっていますが、鉛筆または、色鉛筆のような「OR条件」には対応していません。
そのため、SUMIF関数で、鉛筆と色鉛筆の合計値を求めて、その合算にすることで、求めることができます。
F8にSUMIF関数を2つ作りその合算を求める数式を、設定してみましょう。
=SUMIF(A2:A11,D2,B2:B11)+SUMIF(A2:A11,D3,B2:B11)
これで、鉛筆と色鉛筆の合計値を求めることができました。
ただ、この数式の問題点は、対象の商品名が増えた場合です。
SUMIF関数を商品数分、つくらないといけないわけです。
そこで、SUM関数とSUMIF関数を、組み合わせる数式で対応することができます。
=SUM(SUMIF(A2:A11,D2:D3,B2:B11))
これで、商品名が増えても対応することができます。
SUM関数内のネストしているSUMIF関数は、配列関数で処理されています。
ご覧のように、OR条件で合算値を求める場合には、SUM+SUMIF関数という方法もあります。
SUMIF関数をたくさんつくっていて、困った場合には有効な方法の一つかと思います。