Excel。ゴールシークを使って数値を予想してみよう。
ゴールシーク
仕事でつかえるExcel講座で、最近ビックデータからの流れなのか、Excel2010の分析機能である、What-If分析に関して、ご質問が多くなってきたように感じます。
そこで、今回は、What-If分析の中の、【ゴールシーク】に関して、ご紹介していきましょう。
この【ゴールシーク】は、数式の計算結果を指定して、その結果をどうやったら出来るのか?
を逆算する機能です。
ゴールシークを知っているだけでも、販売店さんなどは、重宝するのでないでしょうかね?
それに、この【ゴールシーク】は
、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)のExcel2010 Expertの
試験範囲でもありますので、
Expert。すなわち上級資格の取得を考えている人も必須の機能といえます。
それでは、早速ご紹介。
下記の表があります。
この日の売上予測の売上金額を10万円にするとしたら、
あと、いったいどれだけのA定食を販売したらいいのでしょうか?
というケースがあったとします。
そこで、登場するのが、ゴールシークなのです。
このゴールシーク。馴染みがありませんので、どこのタブに入っているのかというと、
データのデータツールにある、
What-If分析
の中にあります。では、どうやって使うのか、やってみることにしましょう。
まずは、希望の数値のセル。すなわち、D4をクリックします。
ここの数値を10万円にしたい訳ですね。
そして、ゴールシークをクリックします。
数式入力セルは、クリックしてあったD4がすでに入力されています。
目標値は、10万円にしたいので、100000と入力します。
変化させるセルは、A定食の数量なのでC7をクリックします。
なお、クリックしますと、絶対参照が設定されて、$C$7と変わりますが、
絶対参照設定のままでOKです。
あとは、OKボタンをクリックして、出来上がりです。
さらに、OKをクリックして終了。
結果が、小数点で表示されてきましたので、
A定食のC7と合計のC10に桁区切りのカンマのボタンを押しましょう。
これで完成ですね。
A定食を30食販売することができれば、目標達成することがわかりました。
このように、ゴールシークを知っているだけで、
このようなちょっと、高度な計算でも、比較的簡単に算出してくれるわけです。
今回のゴールシークは、
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)のExcel2010 Expertの試験範囲でもありますので、
よく確認をしておきましょう。
資格取得の有無にかかわらず、知っておいて損はない機能ですので、覚えておきたいところです。