Excel。セル内の好きなところで改行するには?
Alt + Enter
Excelの初心者さん講座や、職業訓練。そして仕事でつかえるExcel講座など、どの会場でも、
「こうやるんですかぁ~」
といわれることが多いテクニックに、セル内の改行があります。
セル内で折り返して表示するにチェックをつける方法をご存知の方は、
いらっしゃるのですが、好きなところで、改行できないという声も多く聞きますね。
そこで、まずは、長い文字をセル内で折りかえして表示する方法もありますので、
まずはそちらからご紹介しましょう。
このように、セルから文字がはみ出しています。
これをH9内で、折りかえして表示してみましょう。
まず、H9をクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
セルの書式設定ダイアログボックスは、Ctrl + 1でも表示することができますね。
表示されたら、配置タブに移動して、文字の制御にある、
【折り返して全体を表示する】にチェックをつけて、OKボタンをクリックしましょう。
そうすると、
確かに、H9内で折り返して全体を表示していますが、これではちょっとね。
そこで、列の幅を広げてみましょう。
セルの幅に合わせて、折り返しが変わりました。
しかし、好きなところで折り返すこと、すなわち、改行することができませんね。
確かに、このような長い文章の時は、このままでもいいかもしれませんが、
次のようなケースの場合は、どうでしょう。
この表のF2。売上構成比。
この文字が長いので、売上 (改行) 構成比 というように表示したいとします。
先ほどと同じように、セルの書式設定の配置にある、折り返して全体を表示をやってみましょう。
設定しても、希望通りに、折り返して表示してくれませんね。
列幅を変えないといけませんが、列幅自体がかなり小さくなってしまいますし、
それよりも、売上構 (改行) 成比となってしまって、
これまた、希望のように折り返すことができませんね。
そこで、今回ご紹介する、
セル内改行。
Alt + Enter
を紹介します。まずは、F2をクリックします。
そして、数式バーの売上の上と構成比の構の字の間にカーソルをいれましょう。
そうしたら、Alt + Enterをします。
その後、他のセルをクリックすると、どうでしょう。
希望のように、セル内の文字を折り返すことができましたね。
ちょっとしたことですが、知っておくといいスキルの一つでしょう。
ただ、注意が必要なのは、行の幅を自分で変更していますと、
自動的に行幅が広がってくれませんので、行幅を変える前に、
文字列を折り返して全体を表示の実行しておくといいですね。