6/22/2014

Excel。シートの保護を使って、編集されないように保護しよう。


Excel。シートの保護を使って、編集されないように保護しよう。

シートの保護

仕事で使えるExcel講座でも、必ずご紹介している、シート保護を今回はご紹介しようと思います。
このシートの保護は、VLOOKUP関数を使った請求書などを作成するノウハウの一環として、
いつもはご紹介しております。

ただ、このシートの保護。簡単ですが、
ちょっと、分かりにくい所もありますので、注意が必要です。

では、今回は、下記の表を使って、紹介していきましょう。

このような表を使いまわす場合、見出しと氏名とF列と6行目の計算式は、
特に修正することがなく、
逆に青色に網掛けしてあるC3:E5のデータだけ入力し直す場合を考えてみましょう。

青色の所以外は、入力できないで、青色の所は、
入力できればOKとするには、シートの保護をどのようにして設定していけばいいのでしょうか?

それでは、早速ご紹介していきましょう。
まず、シートの保護をこのままやってみましょう。

まず、Excel2010の場合、主なやり方は2通りあります。
最初は、ホームタブのセルの書式をクリックしてその中の保護にあるシートの保護を
クリックする方法

もう一つは、校閲タブの変更にあるシートの保護。

どちらでも、大丈夫です。
どちらとも、クリックしますと、


シートの保護ダイアログボックスが表示されてきます。

取りあえず、このままOKボタンをクリックしましょう。
そうしましたら、どこでもいいので、セルをクリックしてみると、

と表示されましたので、確認後OKボタンをクリックしましょう。
これは、シートに保護が設定されたため表示されたわけです。

また、リボンを見てみましょう。

あれれ??ほとんどのボタンが、グレーになっていて使えませんね。

改めて、シートの保護ダイアログボックスを見てみると、
ロックされた とか ロックされてない というように、ロックという言葉がありますね。
このセルのロックを解除してからシートの保護を実行すると、シートが保護されても、
解除したセルには文字が入力することが出来るようになります。

また、このダイアログボックスのチェックを付けると、
シートの保護をしてもその処理が可能になります。

それでは、今度は、ロックの解除をしてからシートの保護してみましょう。
と、その前に、シートの保護を解除しておきましょう。
シートの保護の解除方法は、

最初は、ホームタブのセルの書式をクリックしてその中の保護にあるシート保護の解除を
クリックする方法

もう一つは、校閲タブの変更にあるシート保護の解除。

をクリックしましょう。


ロックの解除方法ですがこちらも二通りありますので、両方ともご紹介していきます。
シートの上に、【サランラップのような保護シート】をかぶせるイメージで、
そのかぶせるシート状のものに、”穴”をあけておくという感じです。

保護されたくない、つまりロックを解除してシートの保護をするわけです。

保護したくないセル。今回は、C3:E5の青色のセルを範囲選択をしましょう。

ホームタブのセルの書式にある、セルのロックがONになっていますので、これをクリックして、
OFFにする方法と、

セルの書式設定ダイアログボックスを表示させて、
保護タブのロックにチェックがついていますので、このチェックを外します。

そして、OKボタンをクリックしましょう。

どちらでもOKです。

見た目、何も変わっておりませんが、先程と同様の手順でシートの保護を実行してみましょう。

C3をクリックして、別の任意の数字を入力してみましょう。今度は入力することが出来ましたね。
これで、ロックを解除したところは入力できるけど、
他のセルは修正することは出来なくなっています。

余談ですが、

シートの保護を解除するためのパスワードですが、これ、パスワードを忘れてしますと、
マイクロソフトさんでもリカバリーが出来ませんので、設定する場合は十分注意してくださいね。

今回は、平均を使っているので、もしExcelに詳しくない人が使って、誤って削除したとしても、
リカバリーはしやすいですが、もっと高度な関数や、
ネストの関数が入っていたのを削除してしまう。

なんてことが発生したら、気を悪くすること間違いなしですし、入力するところ以外は、
触れないようにしておく方が作業効率の面からみても、
シートの保護を設定しておくといいでしょう。