Excel。ユーザー定義書式で平成元年表記を
今度は全部漢字にしたい
ユーザー定義書式
前回日付を平成元年表記にする方法である、
ユーザー定義書式のテクニックをご紹介しましたが、
年号が感じで元年となったまではいいのですが、月日が漢数字ではないので、
今度は、月日も含めて、全部漢字で日付を表示するのはどうしたらいいのか?
という質問がありましたので、今回はユーザー定義書式を使って、
平成元年表記を全部漢字で表示してみましょう。
前回同様に、前もって書きますが、ちょっと、初心者の方には大変かもしれませんが、
是非挑戦してみてくださいね。
まず、B5とC5に平成元年1月8日あたる、1989/1/8を入力しておきましょう。
C5をクリックして、前回ご紹介しました。
平成元年になるユーザー定義書式を設定していきましょう。
セルの書式設定ダイアログボックスを表示するには、
Ctrl + 1のショートカットを使うと便利なので、覚えておくといいでしょう。
表示形式の分類をユーザー定義にして、種類のボックスに、
[<32516]ggge"年"m"月"d"日";[<32874]"平成元年"m"月"d"日";ggge"年"m"月"d"日"
と入力しましょう。
そしてOKボタンをクリックすると、前回ご紹介した、平成元年の表示形式にmなりましたね。
C5は、平成元年1月8日と表示されました。ここまでが、前回。
今回は、この1月8日を一月八日としたいのです。
でどうしたらいいのかというと、まず数字を漢数字にしてみるとヒントがわかります。
B7とC7に12345という数字をいれてあります。C7を漢数字に変更してみましょう。
C7をクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
表示形式の分類のその他にして種類を漢数字に合わせてOKボタンをクリックしましょう。
で、これが目的ではなくて、この漢数字にしたときの表示形式が参考になるわけです。
では、改めて、C7をクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
そして、そのまま、表示形式の分類のその他にして、種類を見てみましょう。
種類には、
[DBNum1][$-411]G/標準
となっています。この[DBNum1]が、数字を漢数字に変換してくれるのです。
余談ですが…
[DBNum1]だと「一万二千三百四十五」
[DBNum2]だと「壱萬弐阡参百四拾伍」
[DBNum3]だと「1万2千3百4十5」
と、表示が変わります。ちなみに…
[$-411]
これは、ロケールの番号なんですね。411は日本語を意味しています。$-は、ロケールの前につけるルールになっております。
さて、話は戻って、元号表示をすべて関数にするには、[DBNum1]を使えばいいわけです。
[<32516][DBNum1]ggge"年"m"月"d"日";[<32874][DBNum1]"平成元年"m"月"d"日";[DBNum1]ggge"年"m"月"d"日"
と長くなりましたが、このようにすれば、
希望のように、日付を元号表示で平成元年で、
しかも全部漢数字という表示形式にすることができました。