Excel。ユーザー定義書式で条件付き書式をやってみる?!
ユーザー定義書式
Excelのスキルをアップさせる項目は多々あるのですが、その中でもユーザー定義書式を知れば知るほど、色々と多様出来て、
アイディアが増えるというか、手持ちのカードが増えるというか、
スキルがググッとアップしちゃうのです。
そこで、今回は、仕事でつかえるExcel講座でも、めったにご紹介しない、
ユーザー定義書式で条件付き書式をやってみたいと思います。
ユーザー定義書式で条件付き書式?!
と思った方も多いと思います。
現に、仕事でつかえるExcel講座でも、びっくりされますし、
Excelが少し詳しい方に、話したりすると、びっくりされるので、
結構知られていないスキルなんだろうなぁ~と。
さて今回は、どんなことをやりたいのかというと、
10より小さいならば、文字を赤く。10と等しいならば、文字を青く。
それより大きい場合は文字を緑色にする。
というのをやってみたいと思います。先に、お断りしておきますが、普通は条件付き書式でやるんですよ。
そこはお間違いの無いようにしてくださいね。
あくまでも、スキルアップのための知識の一つに過ぎませんので、ご注意ください。
さて、
B5に10という数字が入っております。
さっそく、このセルの表示形式をアレンジしていきましょう。
まずは、B5をクリックして、セルの書式設定ダイアログボックスを表示させましょう。
セルの書式設定ダイアログボックスを表示させるのは、ショートカットキーのほうが、
早いので、覚えておきましょう。
ショートカットキーは、
Ctrl + 1
です。この1は、テンキーではできませんので、ご注意ください。
さて、セルの書式設定ダイアログボックスが表示されましたら、
表示形式の分類をユーザー定義書式に合わせて、
種類に入っている文字を削除して空白にしておきましょう。
空白になった、種類に入力していくわけですが、先に入力する式をご紹介してから、説明します。
種類に入力するのは、ちょっと大変ですが…
[赤][<10]#,##0;[青][=10]#,##0;[緑]#,##0
最初の;(セミコロン)までの、[赤][<10]#,##0について説明しましょう。とその前に;(セミコロン)で区分けされています。
[赤]。これは、文字の色を赤にするという意味です。
[<10]。大カッコに不等号や等号記号を使うと、条件として使う事が出来るんです。
すなわち、10より小さい場合は、という意味になります。
#,##0。これは、桁区切りの書式です。
つまり、10より小さい場合は、文字を赤にしてね。という意味になります。
続いて、[青][=10]#,##0について説明しましょう
[青]。これは、文字の色を青にするという意味です。
[=10]。10の場合は、という意味になります。
#,##0。これは、桁区切りの書式です。
つまり、10の場合は、文字を青にしてね。という意味になります。
最後に、[緑]#,##0の説明をしていきます。
[緑]。これは、文字の色を緑にするという意味です。
#,##0。これは、桁区切りの書式です。
ここには、先ほどのような条件が付いていませんよね。ここのブロックは、それ以外という意味なので、
つまり、それ以外の場合は、文字を緑にしてね。という意味になります。
では、種類に、
[赤][<10]#,##0;[青][=10]#,##0;[緑]#,##0
を入力して、OKボタンをクリックしましょう。
10が入力されているので、文字が青になっていますね。
では、5に変えてみましょう。
文字が赤に変わりましたね。これは、10より小さいからです。
次に15を入力してみましょう。
文字の色が、緑になりましたね。
最後に、”a”という文字を入力してみましょう。
文字の色は黒ですね。#,##0は数字に関しての書式ですから、文字に関しては条件外なので、
自動の色のままですから黒という訳です。
このように、条件付き書式ではなく、ユーザー定義書式を使っても、
同じような処理をすることができます。
次回は、これを使って、