Excel2010。
フリガナでお馴染みPhonetic関数を紹介しましょう。
Phonetic関数
企業研修や新人教育、あるいは、職業訓練などで紹介している関数の中で、簡単なんだけど、わかりにくい関数がいくつかありまして、今回は、ふりがな。
ルビの情報を表示するPhonetic関数をご紹介しましょう。
このPhonetic関数は、文字情報を表示させることが出来る関数なのですが、
まずは、Excelでルビを設定したらどうなるのかを、確認してみましょう。
下記の表があります。
では、A2の内藤さんから、A8の品川さんまでを範囲選択しましょう。
ふりがなを表示しますので、ホームタブの【ふりがなの表示】ボタンをクリックします。
すると、ふりがなが表示されましたね。
ただし、氏名の上に表示されてしまいました、これでもいいのですが、
これですと行が高くなってしまい、印刷する際には、ページ数がかさんでしまいかねませんね。
そこで、よく見てみると、お隣のB列にふりがなを表示できないものかなぁ~と思いますよね。
そこで、Phonetic関数の登場となります。
まず、フリガナの表示はOFFにして元に戻しておきましょう。
それでは、内藤さんのB2をクリックしましょう。まずは、内藤さんのふりがなを算出させて、
その後オートフィルを使って、皆さんのふりがなを算出させていきます。
Phonetic関数のダイアログボックスを表示しましょう。
関数の検索ボックスに【ふりがな】と入力して検索すると、
探しやすいと思いますので参考にしてください。
さて、Phonetic関数のダイアログボックスが表示されましたね。
参照には、内藤さんのA2をクリックします。旧バージョンでは、この参照が、
範囲になっていましたので、算出したい方の全員を範囲選択しちゃった方を多く見ましたが、
あくまでお一人の方のふりがなを表示させるので、参照にかわったおかげで、
わかりやすくなりましたね。では、OKボタンをクリックして、オートフィルを使って秋葉さんまで、
算出させてみましょう。
ただ、表示はされましたが、本当は、【ひらがな】のふりがなにしたかったのですが…ということで、今度は、これをひらがなにかえる方法をご紹介します。
よくB列をアレコレ修正しようとする方をみますが、このPhonetic関数は、
参照したセルの入力文字情報を【表示】させる、鏡のような関数なので、
関数をアレコレしてもダメでして、元のデータ。
すなわち、A列の情報をコントロールする必要があります。
A2:A8を範囲選択しましょう。
ふりがなの表示ボタンの▼をクリックして、【ふりがなの設定】をクリックしましょう。
ふりがなの設定ダイアログボックスが表示されます。
種類が、全角カタカナになっていますので、
ひらがなにチェックをしてOKボタンをクリックしましょう。
すると、ひらがなになりましたね。
ちなみに、このPhonetic関数は、入力文字情報を表示しますので、
例えばWordなどの他のアプリケーションからコピーして貼り付けた場合は、
入力文字情報が欠落していますので、表示されませんので、ご注意ください。