10/01/2014

Excel2010。RANK.EQの作り方を改めて書いてみました。


Excel2010。RANK.EQの作り方を改めて書いてみました。

RANK.EQ関数


様々な講座で、必ずご紹介で登場する関数の中に、RANK.EQ関数があります。
昔はRANK関数でしたが、Excel2010からは、EQとAVGに分かれました。
ただ、使い方は同じですので、ビックリすることないのですが、IF関数を紹介する前に、
関数のダイアログボックスを紹介するにあたり、
このRANK.EQ関数を使って説明したりしております。

そこで、今回は、初心者向きな関数ではありますが、
RANK.EQ関数の作り方を改めて紹介したいと思います。

まず下記の表があります。

このA~Eを合計金額のいい順で、順位をつけてみたい場合で考えてみましょう。
まぁ、やる前から、Aは一番低いと見てわかりますが、それでは、元も子もないので…

では、ご紹介していくことにしましょう。
考え方として、【Aの合計は、全体の中で何番目?】ということになりますよね。
なので、まず、F2をクリックして、RANK.EQ関数のダイアログボックスを表示していきましょう。

この時に注意するのは、今回はRANK.EQですので、AVGでない方を選びましょう。
RANK.EQ関数を選択して、OKボタンをクリックすると、
RANK.EQ関数のダイアログボックスが表示されましたね。

まず、数値ですが、Aの合計が何番目なの?ということですから、
これは、Aの合計になりますよね。

つづいて、参照ですが、これは、A~Eまでの中でということなので、E2:E6になりますね。
そして、このAの順位を算出した後にオートフィルを使用してB~Eを算出することになりますので、範囲が、ずれてはいけませんので、必ず【絶対参照】を設定することを忘れずに。

範囲選択後すぐに、F4キーを押しましょう。

最後は、順序ですが、これは省略が可能ですが、0を入れると、
値のいい順でランキングしてくれます。
ゴルフなどの数値が悪いほうがいい場合は、1をいれるといいでしょう。

それでは、OKボタンをクリックしてみましょう。

あとは、オートフィルを使ってランキングを算出していきましょう。
これで完成ですね。
それでは、もし、参照のところで、絶対参照の設定をやらなかったら、
どうなってしまうのか?も確認してみましょう。

参照のところを、E2:E6にしてあります。それでは、OKボタンをクリックしましょう。

ここまでは、同じなのですが…オートフィルを使って、Eまでの順位を算出してみましょう。

そうすると…

アレレ!順位がおかしくなりましたね。このように、摩訶不思議な事が発生した時には、
必ず数式バーで数式を確認してみましょう。

今回は、F6をクリックして、数式バーを確認してみましょう。

参照が、E6:E10になっていますね。E6:E10って…何か変ですよね。
E2:E6でなければならないのに、ずれちゃていますね。これではうまくいきませんね。
オートフィルは、便利なのですが万能ではありませんので、
このような摩訶不思議な事が発生した時は、
範囲がおかしいのでは?と勘ぐってみてもいいでしょうね。