12/24/2014

Excel。COLUMN関数 仕事でよく使うExcel関数 おまけ その1 


Excel。COLUMN関数 
仕事でよく使うExcel関数 おまけ その1 

COLUMN関数と一列ごとに塗りつぶす。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、
「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の「Excel関数」を
ランキングが発表されまして、


  1. SUM関数
  2. VLOOKUP関数
  3. IF関数
  4. COUNTIF関数
  5. AVERAGE関数
  6. SUMIF関数
  7. SUMIFS関数
  8. IFERROR関数
  9. COUNTA関数
  10. ROUND関数

だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。

さて、今回は、ランキング外のCOLUMN関数を紹介しようと思います。
このCOLUMN関数。単独では使い物になりません。
この関数は列番号を参照する関数なのです。

そして、このCOLUMN関数は、MOD関数と条件付き書式が合わさって、
はじめて使える関数になるのではと思います。

それでは、下記の表があります。

この表を見やすいように偶数列に塗りつぶしを設定したいなぁ~と思ったとします。
自分で色を付けてもいいのですが、
例えば新しい列が挿入されたら、全部設定しなおさないといけませんよね。

そこで、
条件付き書式+MOD関数+COLUMN関数のコラボレーションテクニックが必要になります。

関数の説明はあとでするとして、作り方の手順からご紹介。

見出しをのぞいた、A2:F20を範囲選択します。
そして、ホームタブの条件付き書式をクリックしましょう。

その中のルールの管理をクリックすると、
条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されますので、
【新規ルール】をクリックしましょう。

次に表示されてくるのが、新しい書式ルールのダイアログボックスです。

このボックスの、ルールの種類を「数式を使用して、
書式設定するセルを決定」をクリックします。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに、

=MOD(COLUMN(),2)=0


と入力し、書式のボタンをクリックしましょう。

セルの書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
今回は塗りつぶしから任意の色を選択してOKボタンをクリックし、
新しい書式ルールのダイアログボックスに戻ったら、再び、OKボタンをクリックしましょう。

条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されてきますので、
ここもOKボタンをクリックしましょう。

すると、BDF列が塗りつぶされましたね。なぜ、こうなったのかを説明していきます。
ポイントは、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに入力した、

=MOD(COLUMN(),2)=0

まず、引数のCOLUMN()は、列番号を返してきます。Aが1、Bが2というように です。

そして、MOD関数は除算した余りを算出する関数です。

今回は、MOD(COLUMN(),2)で、列番号を2で割った余りを算出しております。

そして、その余りがゼロだったら。という意味で、”=0”の判定をしています。

つまり、偶数列に塗りつぶしの設定をします。という条件付き書式を設定したわけですね。

このような時に、COLUMN関数が登場しますので、Excel力アップを兼ねて挑戦してみましょう。

ちなみに、行の場合は、以前BLOGで書きましたので、こちらをご覧ください。
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2013/06/excelrowmod.html