Excel。COLUMN関数
仕事でよく使うExcel関数 おまけ その1
COLUMN関数と一列ごとに塗りつぶす。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の「Excel関数」を
ランキングが発表されまして、
- SUM関数
- VLOOKUP関数
- IF関数
- COUNTIF関数
- AVERAGE関数
- SUMIF関数
- SUMIFS関数
- IFERROR関数
- COUNTA関数
- ROUND関数
だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。
さて、今回は、ランキング外のCOLUMN関数を紹介しようと思います。
このCOLUMN関数。単独では使い物になりません。
この関数は列番号を参照する関数なのです。
そして、このCOLUMN関数は、MOD関数と条件付き書式が合わさって、
はじめて使える関数になるのではと思います。
それでは、下記の表があります。
この表を見やすいように偶数列に塗りつぶしを設定したいなぁ~と思ったとします。
自分で色を付けてもいいのですが、
例えば新しい列が挿入されたら、全部設定しなおさないといけませんよね。
そこで、
条件付き書式+MOD関数+COLUMN関数のコラボレーションテクニックが必要になります。
関数の説明はあとでするとして、作り方の手順からご紹介。
見出しをのぞいた、A2:F20を範囲選択します。
そして、ホームタブの条件付き書式をクリックしましょう。
その中のルールの管理をクリックすると、
条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されますので、
【新規ルール】をクリックしましょう。
次に表示されてくるのが、新しい書式ルールのダイアログボックスです。
このボックスの、ルールの種類を「数式を使用して、
書式設定するセルを決定」をクリックします。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに、
=MOD(COLUMN(),2)=0
と入力し、書式のボタンをクリックしましょう。
セルの書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
今回は塗りつぶしから任意の色を選択してOKボタンをクリックし、
新しい書式ルールのダイアログボックスに戻ったら、再び、OKボタンをクリックしましょう。
条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されてきますので、
ここもOKボタンをクリックしましょう。
すると、BDF列が塗りつぶされましたね。なぜ、こうなったのかを説明していきます。
ポイントは、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに入力した、
=MOD(COLUMN(),2)=0
まず、引数のCOLUMN()は、列番号を返してきます。Aが1、Bが2というように です。そして、MOD関数は除算した余りを算出する関数です。
今回は、MOD(COLUMN(),2)で、列番号を2で割った余りを算出しております。
そして、その余りがゼロだったら。という意味で、”=0”の判定をしています。
つまり、偶数列に塗りつぶしの設定をします。という条件付き書式を設定したわけですね。
このような時に、COLUMN関数が登場しますので、Excel力アップを兼ねて挑戦してみましょう。
ちなみに、行の場合は、以前BLOGで書きましたので、こちらをご覧ください。
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2013/06/excelrowmod.html