Excel。SUM関数。仕事でよく使うExcel関数 第1位
和を算出する関数
SUM関数
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の
「Excel関数」をランキングが発表されまして、
- SUM関数
- VLOOKUP関数
- IF関数
- COUNTIF関数
- AVERAGE関数
- SUMIF関数
- SUMIFS関数
- IFERROR関数
- COUNTA関数
- ROUND関数
だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。
ということで、今回は第1位のSUM関数を改めてご紹介しましょう。
SUM関数が第一位というのは、誰もが納得するところでしょうね。
最初に勉強する関数の代表ですし、オートSUMボタンをクリックすれば、
すぐに総和を算出してくれる関数ですね。
初心者さんの講座はもちろんのこと、職業訓練においても、
まずはこのSUM関数からご紹介をしております。
今回は当たり前すぎるかもしれませんが、オートSUMボタンを使って、
SUM関数の数式を作っていく方法をご紹介していきましょう。下記のような表があります。
B列の売上金額の合計値をB9に算出してみましょう。
まずは、オートSUMボタンをクリックしましょう。
一応、ショートカットもありますが、
Alt + Shift + = ってかなり面倒なので、
ここは素直にオートSUMボタンをクリックするほうがいいかと思います。
さて、オートSUMボタンをクリックしますと、
=SUM(B3:B8)と数式が表示され、なお、計算範囲が点滅しておりますが、
これは、Excelで判断した範囲を選択していますので、この点滅している範囲でよろしければ、
Enterキーを押して、SUM関数の数式が完成します。
B9には227と表示されました。数式はというと、
=SUM(B3:B8)
さて、以前もご紹介したことがありますが、なぜ、普通に
=B3+B4+B5+B6+B7+B8とせず、SUM関数を使うのでしょうか?
確かにミスが減る。面倒ではないということも当然ありますが、
下記のような場合はどう計算されるのでしょうか?
B9には、SUM関数ではなく、単純な計算式。=B3+B4+B5+B6+B7+B8で計算します。
そして、大崎さんは、人事異動になり、売上金額がたっていません。
それでは、この結果は…なんと、エラーになってしまいました。
この#VALUE!というエラーは、文字が混在していて計算できないよというエラーです。
ところが、これをSUM関数を使って算出してみると、どうなるのか?早速やってみましょう。
B9をいったん削除して、オートSUMボタンをクリックしてみましょう。
範囲はB3:B8にしてEnterキーを押すと…なんと今度は算出してくれましたね。
SUM関数は範囲内の数値のみを使って算出するようになっています。
ですから、人事異動という文字を除いて算出してくれたわけです。
このことからも、現場レベルでは、単純に和算をするのではなく、
SUM関数を使うことをお勧めします。