12/17/2014

Excel。ユーザー定義書式を使ってパワーアップ。仕事でよく使うExcel関数 第4位 


Excel。ユーザー定義書式を使ってパワーアップ。
仕事でよく使うExcel関数 第4位 

COUNTIF関数プラスアルファ編

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の「Excel関数」をランキングが発表されまして、


  1. SUM関数
  2. VLOOKUP関数
  3. IF関数
  4. COUNTIF関数
  5. AVERAGE関数
  6. SUMIF関数
  7. SUMIFS関数
  8. IFERROR関数
  9. COUNTA関数
  10. ROUND関数

だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。

さて、今回は第4位のCOUNTIF関数の中で、ご質問がありましたので、
プラスアルファ編ということで、書いていきます。

ご質問というのは、

「=COUNTIF(B3:B21,"東京")という数式がH3に設定されていますが、
この”東京”という文字を例えば、名古屋と入力しなおせば、
名古屋の件数が算出されるけど、
もっと簡単に、例えば、H2に【東京の件数】とあるので、これを使えないかなぁ~」と。


なるほど、確かに、いちいち、COUNTIF関数のダイアログボックスを表示して修正、
あるいは、直接数式バーで修正するとしても、面倒ですよね。

ただ、H2に、【東京の件数】と入力されているのを直接使う訳にはいきませんよね。

B列には、【東京の件数】なんてものはありませんので、当然検索されません。

H2に東京とか名古屋とか横浜と入力したら、自動的に算出されるほうが、
いちいち数式を修正するよりも楽なので、このH2を使って算出する方法をやってみましょう。

まず、H2には、東京とか名古屋などの文字でないと検索してくれません。
そこで登場するのが、

「ユーザー定義書式」になるわけです。

では、H2をいったん削除して東京と入力しておきましょう。
そして、H2で、セルの書式設定ダイアログボックスの表示形式タブを表示しましょう。

分類をユーザー定義に合わせて、種類に@"の件数"と入力しましょう。
@は、文字だったらという意味になります。そしてそのあとの"の件数"が表示されます。

入力したらOKボタンをクリックしましょう。
すると、H2には、東京の件数と表示されておりますが、H2の中身は、東京のままですよね。

では、H3をクリックして、COUNTIF関数を修正していきましょう。

検索条件をH2に修正してみましょう。修正しましたら、OKボタンをクリックしましょう。

東京の件数は10と算出していますね。
H3の数式は、=COUNTIF(B3:B21,H2)になっています。
では、H2に名古屋と入力してみましょう。

H2に名古屋と入力しても、H2の表示は、名古屋の件数になっていますよね。
表示上だけが名古屋の件数になっているだけで、H2の中身は名古屋のまま。

ですので、H2を修正するだけで、算出してくれるわけです。

このように関数だけに力を入れるのではなく、
いろんなテクニックを盛り込むと、とても便利になりますので、覚えておくといいでしょう。