12/10/2014

Excel。VLOOKUP関数。仕事でよく使うExcel関数 第2位 検索して抽出


Excel。VLOOKUP関数。仕事でよく使うExcel関数 第2位 
検索して抽出

VLOOKUP関数

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、
「仕事でよく使うExcel関数は?
つぶやき大募集」という企画した結果の「Excel関数」をランキングが発表されまして、


  1. SUM関数
  2. VLOOKUP関数
  3. IF関数
  4. COUNTIF関数
  5. AVERAGE関数
  6. SUMIF関数
  7. SUMIFS関数
  8. IFERROR関数
  9. COUNTA関数
  10. ROUND関数

だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。

ということで、今回は第2位のVLOOKUP関数を改めてご紹介しましょう。

いよいよ第2位。
確かにVLOOKUP関数は求職関係の資格欄に
「VLOOKUP関数できる方」と書かれていますよね。

現場でもどこでも、大人気。
そして確かに便利で使える関数の代表です。個人レッスンでも初心者向けの講座や職業訓練。

当然企業研修でもご紹介しますが、企業研修さんや個人レッスンの時に、
VLOOKUP関数を中心とした徹底的にスキルアップするという講座もやっております。

今回はそのとてもニーズのある関数である
VLOOKUP関数の基本的な作り方をやっていくことにしましょう。

まずは、下記のような表。見積もり表と商品リストが同じシートにあります。

さて、どのように動くのかというと、
B列の商品コードを入力したらC列の商品名とD列の単価が自動的に商品リストから
検索されて表示されるという動きをするのがVLOOKUP関数です。

日常生活ですと、コンビニのPOSレジをイメージするとわかりやすいです。
商品のバーコードをピィッ!ってすると液晶パネルに、商品名と金額が表示されますよね。

それをやりたいわけなんです。

とりあえず作ってみるほうがわかりやすい関数ですので、
早速C4にVLOOKUP関数のダイアログボックスを表示しましょう。

そうそう、その前に、C3に商品コードをサンプルでOKですので、データを入力しておきましょう。
そうしないと、VLOOKUP関数がミスなく完成していてもエラーが表示されてしまうので、
慣れておりませんとVLOOKUP関数の作成エラーなのか?そうでないのか?
がわかりにくくなってしまいます。ですので、今回はB4にA01を入力しておきます。

では、VLOOKUP関数のダイアログボックスを見ていきましょう。

このVLOOKUP関数を苦手にしている人の多くが検索値をはじめとするこの項目名の意味が
分かりにくいとおっしゃられます。

そこで、今回も一つずつ確認していくことにしましょう。
【検索値】。これが、このVLOOKUP関数のスタートになるセルが該当します。

POSレジでいうところの商品のバーコードにあたりますので、今回はB4になります。

【範囲】。これがVLOOKUP関数の難関のひとつですね。
この範囲というのは、
商品リストなどの検索値からピックアップするアイテムが入っている表ということになります。

なお、その列だけではなく、テーブルすなわち表を選択します。
また見出し行は不要ですので、範囲は、$H$4:$J$7

数式が完成したらオートフィルを使って数式をコピーしますので、
絶対参照を忘れずに設定しておきましょう。

【列番号】。漠然と列番号といわれても困ってしまいますよね。
この列番号とは、何かというと、先ほど設定した【範囲】。
その範囲の中でピックアップしたいものは、左から何列目にありますか?ということです。

よく、B列だから2。と思い込んでいる人がいますが、ご注意ください。

今回は商品名をピックアップしたいので、列番号は2と入力します。

【検索方法】。今回は完全に一致するものがピックアップされないといけませんよね。
商品コードがないからといって、近い値の商品名を検索していいわけはありません。
このような場合は、完全一致の検索方法になりますから、falseと入力しましょう。

あとは、OKボタンをクリックして完成です。

今回は、基本の基本をご紹介しておりますが、
このあと色々とテクニックを追加していく必要が生じますので、ゆっくりでいいので、
スキルアップを目指していきましょう!

VLOOKUP関数でシート内にリストがある
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/07/excelvlookup.html
Excel。VLOOKUP関数。その2 範囲が別シートの時の作り方
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VLOOKUP関数。その3 検索値は入力規則を使うのが便利
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VLOOKUP関数。その4 #N/Aエラーを回避する為のIF関数
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VLOOKUP関数。その5 入力規則は名前の定義でどのバージョンでも使用可能
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VLOOKUP関数。その6 範囲に名前の定義を使って拡張性を高める
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VLOOKUP関数。その7 別のブックに範囲がある。ブック間VLOOKUP関数
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VLOOKUP関数。その8 テーブルを範囲に使うと拡張性が大幅アップ
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VLOOKUP関数。その9 範囲の表が複数ある場合ってどうするの?
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