6/07/2016

Excel。quarter。日付から上期下期そして四半期も一気に入力できる方法


Excel。日付から上期下期そして四半期も一気に入力できる方法

<IF関数+AND関数+YEAR関数とCHOOSE関数>


少し前に、年表示ではなくて、年度表示をする方法をご紹介したのですが、

知人から、
「年度だけじゃなくて、ついでに、日付を入れたら、上期・下期。
さらには、どの四半期なのかも、表示してくれるようにしたらいいのに。」

と、いっておりましたので、じゃあ、やってみましょうか。
ということで、今回は下記のような表を作ってみたいと思います。

それでは、下記の表をご覧ください。

今回は、4月1日を年度初日として、翌年の3月31日までを一年度としております。

B列に日付を入力すると、
自動的にC列には、上期・下期が、D列には、第何四半期が算出されるようになっております。

では、まずは、C列から考えてみることにしましょう。

C列は、上期か下期かを判断することになりますから、
ここには、IF関数を使ってあげるといいように思えますね。

そして、条件ですが、4月1日~9月30日が上期にあたるわけですね。

けども、【月】が4月~9月だけでも上期か下期かの判断ができますから、
YEAR関数で算出することができます。

それでは、C2にIF関数ダイアログボックスを表示しましょう。

先に、真の場合と偽の場合を設定しておきます。
真の場合には、”上期”。
偽の場合には、”下期”

そして、論理式を作っていきます。
まず、AND関数ダイアログボックスを表示しましょう。

4月以上、9月以下ですので、

MONTH(B2)>=4 とMONTH(B2)<=9

と設定します。あとは、OKボタンをクリックして、オートフィルでコピーしましょう。

なお、数式は、

=IF(AND(MONTH(B2)>=4,MONTH(B2)<=9),"上期","下期")

となっております。これで、上期と下期を判断することが出来ました。

そして、次の四半期。これが面倒なんですよね。
上期と下期のように判断しようとすると、分岐が多くなって煩雑になってしまいます。
そこで、法則を考えてみましょう。

第と四半期の文字は、&を使って文字連結すればいいとすると、
1~4の数字をどうしたらいいのか?ということになります。

また、1~3が第4四半期。4~6が第1四半期ということになります。

こうなってくると、アレコレするよりも、
CHOOSE関数を使って算出するのが効率的なように感じます。

では、D2をクリックして、CHOOSE関数ダイアログボックスを表示しましょう。

インデックスには、MONTH(B2)と入力します。
そして、値1~順々に4⇒1⇒2⇒3という順番に設定していきます。

なお、数式は、

=CHOOSE(MONTH(B2),4,4,4,1,1,1,2,2,2,3,3,3)

数式だけを見るとわかりにくそうですが、やっていることは単純な関数ですよね。

あとは、第と四半期を付けますので、最終的な数式は、

="第" & CHOOSE(MONTH(B2),4,4,4,1,1,1,2,2,2,3,3,3) & "四半期"

あとは、オートフィルでコピーしてみましょう。

このような関数を作ってあげると、上期と下期。そして四半期を作ることもできますよ。

ただ、4月-3月の場合ですので、ほかの場合は、
修正する必要がありますので、お気を付けくださいませ。