Excel。日付から上期下期そして四半期も一気に入力できる方法
<IF関数+AND関数+YEAR関数とCHOOSE関数>
少し前に、年表示ではなくて、年度表示をする方法をご紹介したのですが、
知人から、
「年度だけじゃなくて、ついでに、日付を入れたら、上期・下期。
さらには、どの四半期なのかも、表示してくれるようにしたらいいのに。」
と、いっておりましたので、じゃあ、やってみましょうか。
ということで、今回は下記のような表を作ってみたいと思います。
それでは、下記の表をご覧ください。
今回は、4月1日を年度初日として、翌年の3月31日までを一年度としております。
B列に日付を入力すると、
自動的にC列には、上期・下期が、D列には、第何四半期が算出されるようになっております。
では、まずは、C列から考えてみることにしましょう。
C列は、上期か下期かを判断することになりますから、
ここには、IF関数を使ってあげるといいように思えますね。
そして、条件ですが、4月1日~9月30日が上期にあたるわけですね。
けども、【月】が4月~9月だけでも上期か下期かの判断ができますから、
YEAR関数で算出することができます。
それでは、C2にIF関数ダイアログボックスを表示しましょう。
先に、真の場合と偽の場合を設定しておきます。
真の場合には、”上期”。
偽の場合には、”下期”
そして、論理式を作っていきます。
まず、AND関数ダイアログボックスを表示しましょう。
4月以上、9月以下ですので、
MONTH(B2)>=4 とMONTH(B2)<=9
と設定します。あとは、OKボタンをクリックして、オートフィルでコピーしましょう。なお、数式は、
=IF(AND(MONTH(B2)>=4,MONTH(B2)<=9),"上期","下期")
となっております。これで、上期と下期を判断することが出来ました。そして、次の四半期。これが面倒なんですよね。
上期と下期のように判断しようとすると、分岐が多くなって煩雑になってしまいます。
そこで、法則を考えてみましょう。
第と四半期の文字は、&を使って文字連結すればいいとすると、
1~4の数字をどうしたらいいのか?ということになります。
また、1~3が第4四半期。4~6が第1四半期ということになります。
こうなってくると、アレコレするよりも、
CHOOSE関数を使って算出するのが効率的なように感じます。
では、D2をクリックして、CHOOSE関数ダイアログボックスを表示しましょう。
インデックスには、MONTH(B2)と入力します。
そして、値1~順々に4⇒1⇒2⇒3という順番に設定していきます。
なお、数式は、
=CHOOSE(MONTH(B2),4,4,4,1,1,1,2,2,2,3,3,3)
数式だけを見るとわかりにくそうですが、やっていることは単純な関数ですよね。あとは、第と四半期を付けますので、最終的な数式は、
="第" & CHOOSE(MONTH(B2),4,4,4,1,1,1,2,2,2,3,3,3) & "四半期"
あとは、オートフィルでコピーしてみましょう。このような関数を作ってあげると、上期と下期。そして四半期を作ることもできますよ。
ただ、4月-3月の場合ですので、ほかの場合は、
修正する必要がありますので、お気を付けくださいませ。