Excel。郵便番号のハイフンを挿入したり、削除したりするにはどうしたいいの?その1
<MID関数とSUBSTITUTE関数>
先日ちょっとしたご質問で、郵便番号が入っているリストがあるんだけど、
ハイフンをいれて表示したいというものでしたので、
今回は文字列の途中に文字を挿入する方法をご紹介するのと、
合わせて、その逆で、文字列から該当する文字を削除する方法をご紹介していきます。
まず、下記の表があります。
B列にハイフンが挿入された郵便番号をまずは、作っていきましょう。
やりたいことは、文字列の間に”-“(ハイフン)を入れたいだけですが、
問題はその場所を教えてあげる必要があります。今回は、4文字目に挿入したいわけですね。
文字列の間に文字を挿入するのには、
MID関数を使うと、比較的に簡単に挿入することができます。
なお、MID関数は、
元の文字列の指定した位置から指定された文字列を持ってくる動きをする関数です。
それでは、B2をクリックして、MID関数ダイアログボックスを表示しましょう。
文字列には、A2。
開始位置には、1。これは、A2の1文字目から という意味ですね。
文字数には、3。これは、開始位置から3文字ということで、
1文字目から3文字ということになります。
では、OKボタンをクリックしましょう。
数式は、
=MID(A2,1,3)
となっていて、760が算出されていますね。この後に&をつかって”-“を接続します。
数式は、
=MID(A2,1,3)&"-"
このあとに、再び、MID関数を作成していきますが、
たぶん数式バーで直接数式を修正したほうが早いと思います。
よって、B2の数式は、
=MID(A2,1,3)&"-"&MID(A2,4,4)
これで完成しましたので、オートフィルで数式をコピーしましょう。LEFT関数やRIGHT関数を使っても作ることは出来ますが、
現場レベルでは、簡単に作れるほうがいいように思われます。
では、この逆はどうやったらいいでしょうか?
次のような表があります。
今度は”-“(ハイフン)を削除したいので、””(文字無し)に置き換えればいい訳ですから、
指定の文字を置き換えることが出来る関数。SUBSTITUTE関数の登場になります。
B2をクリックして、SUBSTITUTE関数ダイアログボックスを表示しましょう。
文字列には、A2。
検索文字列には、”-“
置換文字列には、””
置換対象には、1。ここは省略ができますが、最初に来る文字を置換するという意味です。
あとは、OKボタンをクリックしましょう。
数式をオートフィルでコピーしましょう。
これで、完成しましたね。
今回は、文字列に文字を挿入したり、
逆に、文字列から該当する文字列を削除したりする方法をご紹介しました。
ほかにも色んなところで使えると思いますので、機会がありましたら、是非。