Excel。グラフで困る代表的なパターン2つの対処法をご紹介
<グラフ>
Excelでグラフの作成自体は、バージョンが上がること後に、簡単になっていくのですが、
作ってみたグラフの一部がおかしいので、どうしたらいいの?
とご質問を聞くことがありますので、
今回は、グラフで困る代表的なパターンをまとめてご紹介しちゃいます。
下記の表とグラフがあります。
この表やグラフは困った点はないのですが、
例えば、渋谷店の6月が改装で売上がないとします。
E6が空白にしてみると、グラフはどうなるのでしょうか?
なんと、折れ線グラフが、【断線】してしまうのです。
データが空なだけなので線をつなげてもらえればなんら問題はないのですが、
セルが空白になってしまうと、グラフは断線してしまうのです。
そこで、まずは、
【断線】のリカバリー方法
をご紹介します。
グラフをアクティブにして、デザインタブのデータの選択をクリックします。
すると、データソースの選択ダイアログボックスが表示されます。
非表示および空白のセルボタンをクリックします。
空白セルの表示方法を、
データ要素を線で結ぶにチェックマークをオンにしてOKボタンをクリックします。
データソースの選択ダイアログボックスに戻りますので、ここもOKボタンをクリックすると、
断線から回復されましたね。
まずは、
断線からのリカバリー
でした。同じような空白のケースなのですが、次の場合の対処方法も確認しておきましょう。
今度は、先ほどの表の構成比を下に求めてマーカー付き折れ線グラフを作成してみました。
すると、6月の渋谷の数値がないことにより、構成比が0.0%と算出されております。
そのために、グラフは、0を結ぶように線を描いてしまいます。
先ほどの空白のセルを結ぶを選んだところでも、空白ではないので、変わりません。
そこで、このような場合には、ワザとエラーを表示させることによって回避する方法があります。
C10の数式を修正していきます。
論理式には、C4=””
真の場合には、NA() これは、N/Aエラーを表示させるためのものです。
偽の場合には、C4/C$7
OKボタンをクリックして、数式をオートフィルでコピーしましょう。
こうすることで、
線が0を通過しないで
繋いでくれましたね。ただ、グラフはいいのですが、この#N/Aというエラーが表示したままだと、
表としては美しくないので、条件付き書式を使って文字を見えなくさせましょう。
条件付き書式で指定の値を含むセルだけを書式設定から、
エラーを選択して文字の色を白に設定します。
これで、エラーも見えなくなりましたね。
今回は、グラフで困るケースの代表格の2つを紹介いたしました。