Excel。3-D面グラフの見栄えをよくするにはどうしたらいいの?
<3-D面グラフ>
Excelのグラフは簡単に作れるものも沢山あるのですが、今回のリクエストは、3Dグラフを作成してみたものの、
プレゼン資料としては見栄えが悪いので、
どこをどのようにしたら効率的に改善できるのかを教えてほしい。というもの。
次の表があって、
A2:C8を範囲選択して、挿入タブのグラフにある、
「面グラフ」の3-D面をクリックしてみましょう。
すると簡単に3-D面グラフが作成できるのですが…
色はともかく、確かにこのままでは、
プレゼン資料としては使えませんね。
軸も「関東」しか見えていませんし…。
では、この3-D面グラフの最低ここは変えてみたらどうでしょうか?
というポイントをご紹介していきます。
グラフエリアをダブルクリックするか、
クリックして、書式タブの選択対象の書式設定をクリックして、
グラフエリアの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
3-D回転の「グラフのサイズ」にある、
軸の直交にチェックマークをつけます。
そして、グラフを見ながら、奥行きの数値を上げていきます。
グラフはこのようになりました。
これで、軸の「関西」も表示されてきましたね。
あとは、縦軸。奥行きは広がったのですが、
グラフの高さである縦軸はそのままで自動調整されません。
では、改めて、グラフエリアの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
先程の3-D回転の「グラフのサイズ」にある、
自動サイズ設定のチェックマークを外すと、
高さを調整することが出来るようになりますので、グラフを見ながら変更します。
この自動サイズ設定を解除しないと、
縦軸の目盛間隔を調整してもわかりにくくなりますので、
このチェックマークを外して、見栄えをよくするといいですね。
ここまでで、3-D面グラフはこのようになりました。
あとは、細かい点を用途に応じて調整してあげれば完成という流れですね。
基本的には、凡例が不要になりましたので、凡例を削除しておきましょう。
そして、目盛間隔は多すぎるとわかりにくいグラフになってしまいますので、
目盛間隔も調整するといいでしょう。
最初のグラフの状態と比べると、見栄え度があがっているかと思います。
ちなみに、3-D面グラフの幅を細く、
または、太くするときには、通常の棒グラフと同じように、
3-D面グラフをダブルクリックするか、クリックして、
書式タブの選択対象の書式設定をクリックして、
データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
系列のオプションにある「要素の奥行き間隔」を”なし”にすれば太くなり、
”大”の方向にスライドすれば、3-D面グラフが細くなりますので、
これも用途に合わせて調整してみてください。
このように、3-D面グラフは作成すること自体は簡単なのですが、
よりわかりやすいグラフに調整してあげるといいでしょう。