10/28/2017

Excel。途中省略してある縦棒グラフを作ってみよう。【bar graph】

Excel。途中省略してある縦棒グラフを作ってみよう。

<集合縦棒グラフ>

グラフで異なる単位やデータで差が全体的にある時などには、
縦棒グラフと折れ線グラフを使った、複合グラフで表現しますが、
一つのデータだけ突出しているときには、
途中を省略した棒グラフを作りますよね。

今回は、次のような途中省略型縦棒グラフを作っていきます。

今回の数値は、神奈川県統計センターさんのデータを使いまして、
神奈川県の市区町村の人口データを使って、縦棒グラフを作ってみました。

なお、神奈川県には、平成29年時点で、33市区町村ありますので、ごく一部です。

では、次の表を使って作成してきましょう。

A1:B10を範囲選択して、集合縦棒グラフを挿入しましょう。

グラフタイトルと凡例は削除して、グラフを横に大きくしてみます。

さすがは、横浜市ですね。370万人を越えて圧倒的ですね。

この横浜市の棒グラフを省略して全体的にわかりやすいグラフにしたいのですが、
このデータだけを第2軸にすることはできません。

そこで、表を次のように修正します。

別にした理由は、第2軸で表示するためです。

では、改めて、A1:C10を範囲選択して、集合縦棒グラフを挿入して、
先程と同じように、グラフタイトルと凡例を削除して、横に大きくしましょう。

このようなグラフになっています。横浜市の棒グラフだけを選択して、
第2軸にしていきますので、横浜市のデータのみをダブルクリックするか、
横浜市のデータのみをクリックして、
書式タブの選択対象の書式設定をクリックして、

データ系列のダイアログボックスを表示しましょう。

系列のオプションの「使用する軸」を第2軸にして閉じるボタンをクリックします。

グラフに第2軸が表示されましたね。

第1縦軸と第2縦軸をアレンジしてきます。ここがポイントです。

では、左側の第1縦軸をダブルクリックするか、
クリックして、書式タブの選択対象の書式設定をクリックしましょう。

軸の書式設定ダイアログボックスを表示します。

軸のオプションにある。
最小値を固定で0
最大値を固定で、2500000
目盛間隔を固定で500000
閉じるボタンをクリックします。

第1縦軸の目盛の数に合わせるように、第2縦軸の目盛間隔を調整しますので、
今度は、右側の第2縦軸の軸の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。

軸のオプションにある。
最小値を固定で2000000
最大値を固定で、4000000
目盛間隔を固定で400000
閉じるボタンをクリックします。

再び、第1縦軸の軸の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
表示形式を使って、途中省略を演出します。

表示形式の表示形式コードに
[=2500000]"4,000,000";[=2000000]"3,600,000";#,##0

と入力して、追加ボタンをクリックして、閉じるボタンをクリックしましょう。

第1縦軸の表示が変更することが出来ましたね。

右側の第2縦軸はこれで、不要になりましたので、非表示にしますので、
第2縦軸の軸の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。

軸のオプションの、「目盛の種類」と
「補助目盛の種類」と「軸ラベル」を”なし”にして、
閉じるボタンをクリックしましょう。

あとは、区切りの線を引くだけなのですが…

本当は、波線を描きたいところですが、波線がないので、
ここは、直線で代用します。

グラフをアクティブにして、直線を描きましょう。
Shiftキーで直線を描けますので、あとは、太さや色を調整します。

ついでに、データラベルも表示しましょう。

これで完成ですね。