Excel。ピクチャー円グラフを作る方法をご紹介。
<ピクチャー円グラフ>
集合縦棒グラフを使った、ピクチャーグラフ(絵グラフ)を作ろうとした場合は、
棒グラフの塗りつぶしを、絵に置き換えてあげればいいだけなので、
それほど難易度は高くはないのですが、
集合縦棒グラフではなくて、円グラフ。
すなわち、ピクチャー円グラフを作ろうとすると、
意外と難しくなりますので、
今回は、ピクチャー円グラフの作り方をご紹介していきます。
作るのは次のようなピクチャー円グラフです。
別に円グラフの塗りつぶしを変えればいいだけじゃないの?と思われるので、
次の表を使って、円グラフで挑戦してみましょう。
B1:C5を範囲選択して、円グラフを挿入します。
それでは、円グラフを塗りつぶしていきますので、
系列 "売上高"を選択して、選択対象の書式設定をクリックしましょう。
データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
塗りつぶしての塗りつぶし(図またはテクスチャ)にチェックをいれましょう。
図の挿入のファイルをクリックして、該当する絵を選択します。
すると円グラフは…
残念ながら、希望のようなピクチャー円グラフになりませんでした。
実は、円グラフでは今回作りたい、ピクチャー円グラフは作れないのです。
では、どうやって作るのかというと、
まずは、データを次のように修正します。
B1:D5を範囲選択して、【ドーナツグラフ】を作りましょう。
そう、ドーナツグラフでないと、ピクチャー円グラフを作れないのです。
ドーナツグラフが挿入できましたら、修正していきますので、
まずは凡例を削除して、外周のドーナツグラフをクリックします。
グラフの要素が、「系列 "ダミー"」になっていることを確認したら、
グラフの種類を『円グラフ』に変更します。
なぜ円グラフにするのかというと、
ドーナツグラフでないとダミーデータのグラフができず、
このダミーデータを塗りつぶすことになります。
そして、ここがポイントなのですが、
第2軸にすることがドーナツグラフでは出来ないので、
円グラフに変える必要が発生します。
デザインタブのグラフの種類の変更を使って、円グラフに変わりました。
続いて、グラフの要素が、「系列 "ダミー"」になっていることを確認して、
選択対象の書式設定をクリックします。
データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されたら、
塗りつぶし(図またはテクスチャ)を選択して、
図の挿入から、塗りつぶしに使う絵を選択します。
閉じるボタンをクリックすると、グラフは次のようになりました。
残りドーナツグラフの修正に取り掛かりましょう。
グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
こちらも先程と同様に、円グラフに変更します。
グラフはこのようになってしまいますが、慌てずに、次の工程に進みます。
グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
選択対象の書式設定をクリックして、
データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
系列のオプションにある、
使用する軸を『第2軸』に設定して、閉じるボタンをクリックします。
グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
塗りつぶしを「塗りつぶしなし」にします。
図形の枠線の太さをアップして、太くして、色も変更するといいでしょう。
あとは、グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
データラベルを円の外周に表示してあげれば完成ですね。
このように、ピクチャー円グラフを作るには、
ひと手間、ふた手間かかりますので、
機会がありましたら、作ってみてはいかがでしょうか