Excel。事務職のデータ分析その18。中央値や標準偏差をまとめて出力する分析ツール
<基本統計量と分析ツール>
次の表がありまして、こちらのデータを使って、平均値や標準偏差などの基本的な統計量を、
それぞれ算出するのもいいのですが、それはそれで、面倒ですね。
そこで、分析ツールの「基本統計量」を使うと、
アッという間に算出することができますので、確認していきましょう。
まず、データタブに、データ分析があるかどうかの確認が必要ですね。
このように、ない場合は、アドインで追加する必要があります。
ファイルタブのオプションから
Excelのオプションダイアログボックスを表示します。
アドインをクリックして、
「分析ツール」を選択して、設定ボタンをクリックします。
アドインダイアログボックスが表示しますので、
分析ツールにチェックマークをつけてOKボタンをクリックしましょう。
データタブに「データ分析」が表示されましたね。
これで、分析ツールを使うことができます。
では、早速、データ分析をクリックしましょう。
データ分析ダイアログボックスが表示されますので、
ヒストグラムとか移動平均とかありますが、
この中から「基本統計量」を選択して、OKボタンをクリックしましょう。
基本統計量ダイアログボックスが表示されます。
入力範囲には、$C$1:$D$11
表のデータのところですね。ここでは、見出し行も追加した範囲になります。
先頭行をラベルとして使用にチェックマークを付けます。
このために、先ほどの入力範囲に見出し行も含めて選択しているわけですね。
出力先ですが、今回は同じシート上に表示させますので、$F$1と入力します。
最後に、統計情報からK番目に小さな値まで、
今回は表示させたいので、チェックマークをつけておきます。
ちなみに、K番目に大きな値を2にすると、2番目という意味ですね。
これは、LARGE関数と考えるとわかりやすいですね。
小さいほうは、SMALL関数ですね。
では、OKボタンをクリックしてみましょう。
基本統計量が表示されてきますので、列幅を自動調整で広げておきましょう。
このように、分析ツールを使うことで、
簡単に、「基本統計量」を算出することができましたね。
平均や標準偏差など、確かに関数を使って算出することはできますが、
この項目数を自分自身で算出させていく時間は結構かかりますよね。
この基本統計量の項目を見てみると、最小と最大がありますので、
先ほどのK番目は1でないほうがいいですよね。
重複しちゃっていますので、もったいないですね。
会議の資料に平均や中央値程度だけでしたら、
分析ツールの基本統計量を使ってみるというのもいいかもしれませんね。