PowerPoint。Office365のデザインアイデアは便利だけど困ったことがある。
<デザインアイデア>
Office365のPowerPointに加わった、【デザインアイデア】という機能があって、デザイン的にも優れていて、見栄えのいいスライドを作るのが苦手という人にはもってこいなのですが、ちょっと困ったことがあるので、注意点と対応方法を確認してきましょう。デザインタブの「デザインアイデア」をクリックすると、デザインアイデア作業ウィンドウが表示されます。
この中から、デザインを選んでクリックすると、反映される仕組みになっています。
タイトルスライドが完成したら、二枚目以降も通常通りにレイアウトを「タイトルとコンテンツ」など色々変えて挿入することができます。
ところが、急に好きなレイアウトを選択することができないケースがあります。その一例を紹介します。
【タイトルスライドを白紙レイアウトにすると】
一枚目のスライドをタイトルスライドのレイアウトではなくて、他のレイアウトで作成することもあります。例えば、一枚目を表紙としたい場合などが該当します。
そこで、今回は、最初に表示されているタイトルスライドのレイアウトを「白紙」レイアウトに変更してみましょう。
デザインアイデア作業ウィンドウに候補のデザインが表示されている中から一つ選びます。
ここまでは、何も問題はありません。
では、2枚目にタイトルとコンテンツのレイアウトのスライドを挿入しようとすると、白紙レイアウトしか表示されていません。
レイアウトの変更も、白紙レイアウトのみしか選択できないようになっています。
折角デザインがいいのに…タイトルとコンテンツのレイアウトがほしい場合、どうしたらいいのでしょうか?
【PowerPointで困ったときには、マスター表示】
レイアウトデザインがないのなら、新しく挿入・作成すればいいわけです。そこで、登場するのが、『スライドマスター』です。
PowerPointでココをこうしたいなど、アレンジしたい場合には、『スライドマスター』で考えると、解決方法が見つかるかもしれません。
表示タブをクリックして、スライドマスターをクリックします。
表示がスライドマスター表示に切り替わりました。
今回は、タイトルとコンテンツのレイアウトだけを挿入するケースを紹介します。
スライドマスタータブのレイアウトの挿入をクリックすると、「ユーザー設定レイアウト」のレイアウトが挿入されます。
「タイトルのみ」レイアウトと同じなので、コンテンツのレイアウトを追加していきます。
スライドマスタータブの「プレースホルダーの挿入」から「コンテンツ」をクリックすると、図形を描く「+」が表示されますので、任意の大きさで描きます。
あとは、作成したレイアウトに名前を設定すると利便性が向上します。
スライドマスタータブの名前の変更をクリックします。
レイアウト名の変更ダイアログボックスが表示されますので、変更します。
スライドマスター表示から標準表示に戻ります。
改めて、二枚目以降のスライドを追加してみましょう。
今度は、タイトルとコンテンツというレイアウトがありますので、デザインアイデアを使ってレイアウトがなくなっても、スライドマスターを使うことで、対応することができます。
新機能のデザインアイデアを使ってみると、日頃とは違う感じのスライドを作ることができるかもしれませんので、試しに使ってみてはいかがでしょうか?