9/10/2020

Excel。ピボットテーブル。累計値を算出するのもマウス操作でできちゃいます。【Cumulative on pivot table】

Excel。ピボットテーブル。累計値を算出するのもマウス操作でできちゃいます。

<ピボットテーブル>

累計を算出するには、SUM関数の場合、引数の最初を絶対参照にして、二つ目の引数は、相対参照にすることによって、累計を算出する計算式をつくることができるのですが、この方法を知らないと、2つの計算式をつくることで、累計を算出することになるわけです。


ただ、それは、ちょっと面倒です。


フィルターで、抽出しても、抽出したアイテムだけの累計を算出したいとなれば、さらに難易度が上がってしまいます。


そこで、ピボットテーブルをつかうことで、様々なケースに対応できしかも簡単に累計を算出することができます。


次のデータを用意しました。

 

営業月を算出し、その営業月の累計をピボットテーブルで算出していきます。


表の中のセルをクリック(アクティブ)して、挿入タブのピボットテーブルをクリックします。


ピボットテーブルの作成ダイアログボックスが表示されます。


基本的に、このダイアログボックスでは何も設定しなくていいので、OKボタンをクリックします。


新しいシートが挿入され、ピボットテーブルを設定する、ピボットテーブルのフィールド作業ウィンドウが表示されています。


「日付」にチェックマークをオンにします。

行のボックスに、旅行名が入力されました。

営業月ごとですが、月というフィールドはありません。日付を月ごとにまとめる必要があるのですが、Excel2016以降のピボットテーブルでは、ピボットテーブルが勝手にまとめてくれます。


行のボックスに「月」「日付」というフィールドが入力されました。

「日付」フィールドは不要ですので、行のボックスから削除します。


「金額」にもチェックマークをオンにします。値のボックスに「合計/金額」フィールドが入力されました。


そして、累計を算出するためのフィールドが必要なので、フィールドリストから、ドラッグアンドドロップで、値のボックスにある「合計/金額」の下に「金額」を移動すると「合計/金額2」というフィールドが入力されました。


ピボットテーブルはこのように表示されています。


 

「合計/金額2」は合計値なので、これを累計に変更していきます。


値のボックスにある「合計/金額2」の▼をクリックします。

 

値フィールドの設定をクリックします。

値フィールドの設定ダイアログボックスが表示されます。


 

名前の指定を「累計」に変更します。

計算の種類タブに変更して、「累計」を選んだら、OKボタンをクリックします。


 

これで、累計を算出することができました。


ピボットテーブルをつかうことで、様々な集計を簡単に作ることができますので、色々確認してみるといいかもしれませんね。