Excel。ネットワーク担当者歓迎の10進数を2進数16進数に変換できるBASE関数
<BASE関数>
ネットワーク担当者をはじめ、「進数」に関連した作業をしているならば、Excel2013から登場したBASE関数を知っていると、結構便利な気がします。
なぜ、便利なのかというと、Excelには、BASE関数以前に、10進数を2進数に変換する「DEC2BIN関数」や10進数を16進数に変換する「DEC2HEX関数」があります。
すでに2つですが、同じような関数を覚えないと、使えないわけです。
ところが、BASE関数は、BASE関数のみで、10進数を指定した進数に変更することができます。
BASE関数の基本情報を確認しておきます。
BASE関数の読み方は「ベース」です。
カテゴリーとしては、「数学/三角」に所属しています。
関数の種類というかカテゴリーに注意が必要で、「BASE関数」は数学/三角なのですが、DEC2BIN関数などの関数は、エンジニアに所属しています。
BASE関数の引数も確認しておきましょう。
BASE (数値,基数,[最小長])
最小長は、指定した最小長の桁数よりも表示桁数が少ない場合は、「0(ゼロ)」を表示して桁数を指定の最小長に合わせてくれます。
それでは、動きを確認しておきましょう。
上記の表を説明します。1行目の2進数などの表期は、表示形式を使用しています。
セルには2と入力されています。
B2の数式は、
=BASE($A$2,B1)
という数式を設定するだけで、10進数を2進数にした結果を算出しています。
D2は15を16進数に変換したら「F」なので、合致しています。
この2行目は、引数の「最小長」を省略しています。
では、3行目を確認します。
B3の数式は、
=BASE($A$3,B1,4)
と最小長を4としております。
オートフィルで数式をコピーすると、2進数は、4桁をつかっていますので、先程とかわりませんが、16進数では、最小長を「4」としたことで、「0(ゼロ)」をつけて、4桁に揃えてくれています。
使わない現場では全く縁がない関数かもしれませんが、Excelには、用途用途に合わせた関数が用意されています。
なお、逆に2進数などを10進数に変更する関数は「DECIMAL関数」をつかいます。