7/15/2021

Excel。BETA.DIST関数をつかって、ベータ分布グラフを作成してみる【function: BASE】

Excel。BETA.DIST関数をつかって、ベータ分布グラフを作成してみる

<BETA.DIST関数>

BETA.DIST関数をつかうことで、ベータ分布の「確率密度」と「累積分布」を算出することができるので、その数値をつかうことで、「ベータ分布グラフ」をつくることができます。


「コイン投げでコインの表が出る確率の予測分布」で、ベータ分布をつかいます。

ベータ分布グラフ

まずは、

BETA.DIST関数の基本情報を確認しておきます。

BETA.DIST関数の読み方は「ベータ・ディストリビューション」です。

カテゴリーとしては、「統計」に所属しています。


BETA.DIST関数の引数も確認しておきましょう。

BETA.DIST (x,α,β,関数形式,[A],[B])

xは、[A]以上[B]以下の範囲で、確率変数を指定することができます。

αとβは、パラメータを指定します。なお、最低値は「0(ゼロ)」です。


関数形式は、FALSEだと、「確率密度」を算出することができます。TRUEを選択した場合は、「累積分布」を算出することができます。


ベータ分布グラフを作るための表をつくります。


B6の数式は、

=BETA.DIST(A6,$B$2,$B$3,FALSE)

C6の数式は、

=BETA.DIST(A6,$B$2,$B$3,TRUE)

とすることで、確率密度と累積分布を算出することができます。


この表をどのようにして、グラフにするのか。折れ線グラフではありません。放物線のグラフは「散布図」で作成します。

A5:C16を範囲選択して、挿入タブの「散布図(x,y)またはバブルチャートの挿入」にある、「散布図(平滑線)」をクリックします。


これで、ベータ分布グラフが挿入されました。


あとは、見栄えを整えて完成です。