Excel。BETA.DIST関数をつかって、ベータ分布グラフを作成してみる
<BETA.DIST関数>
BETA.DIST関数をつかうことで、ベータ分布の「確率密度」と「累積分布」を算出することができるので、その数値をつかうことで、「ベータ分布グラフ」をつくることができます。
「コイン投げでコインの表が出る確率の予測分布」で、ベータ分布をつかいます。
まずは、
BETA.DIST関数の基本情報を確認しておきます。
BETA.DIST関数の読み方は「ベータ・ディストリビューション」です。
カテゴリーとしては、「統計」に所属しています。
BETA.DIST関数の引数も確認しておきましょう。
BETA.DIST (x,α,β,関数形式,[A],[B])
xは、[A]以上[B]以下の範囲で、確率変数を指定することができます。
αとβは、パラメータを指定します。なお、最低値は「0(ゼロ)」です。
関数形式は、FALSEだと、「確率密度」を算出することができます。TRUEを選択した場合は、「累積分布」を算出することができます。
ベータ分布グラフを作るための表をつくります。
B6の数式は、
=BETA.DIST(A6,$B$2,$B$3,FALSE)
C6の数式は、
=BETA.DIST(A6,$B$2,$B$3,TRUE)
とすることで、確率密度と累積分布を算出することができます。
この表をどのようにして、グラフにするのか。折れ線グラフではありません。放物線のグラフは「散布図」で作成します。
A5:C16を範囲選択して、挿入タブの「散布図(x,y)またはバブルチャートの挿入」にある、「散布図(平滑線)」をクリックします。
これで、ベータ分布グラフが挿入されました。
あとは、見栄えを整えて完成です。