Excel。新しく追加されたTEXTSPLIT関数は、簡単にセルごとに分割できます
<TEXTSPLIT関数>
Office Insider のみに追加された関数の中でも結構つかえそうな関数の一つに、今回紹介する「TEXTSPLIT関数」があります。
現在ある、TEXTJOIN関数の逆で、セル内の指定した文字で、行方向でも列方向でも、セルごとに分割してくれる関数です。
次の表は、B2に「内藤,上原,北沢,野堀,由利」という文字が入力されています。
これを「,(カンマ)」で区切られているので、TEXTSPLIT関数をつかえば、簡単にセルごとに分割することができます。
D2には、
=TEXTSPLIT(B2,",")
と設定するだけです。スピル機能が稼働して、数式をコピーしなくても算出してくれます。
B4には、
=TEXTSPLIT(B2,,",")
と設定するだけで、行方向に分割してくれます。
これまた、スピル機能で数式をコピーする必要はありません。
早く正式に追加してくれるといいのですが…
最後に、TEXTSPLIT関数の引数などを確認しておきましょう。
TEXTSPLIT関数
読み方: テキストスピリット
分類: 文字列操作
TEXTSPLIT(text,col_delimiter,[row_delimiter],[ignore_empty],[match_mode],[pat_with])
引数の説明ですが、
最初のtextは、データの文字です。
col_delimiterは、列方向に分割するための区切り文字を設定します。
[row_delimiter]は、行方向に分割するための区切り文字を設定します。
[ignore_empty]は、区切り文字が連続している場合は、空のセルを作成するなら、FALSEを指定します。
[match_mode]は、大文字と小文字の区別をします。
[pat_with]は、結果を埋め込む値です。