Excel。空白は空白でも算出結果が空白だとCOUNTA関数は数えちゃいます。
<COUNTA関数>
オートSUMボタンに含まれている、「数値の個数」のCOUNT関数は数値のみが、数える対象ですね。
数値ではなくて、文字を数えたい時は「COUNTA関数」をつかうことで、件数を算出することができます。
ただし、よく「空白以外を数える」と書いてあることがあるのですが、注意が必要です。
表を用意しましたので、確認していきます。
B7に、
=COUNTA(B2:B6)
という数式を設定しており、E7まで、オートフィルで数式をコピーした状態です。
B列は、連番の数値で、数値型データなので、数える対象ですから、「5」。
C列は、文字なので、文字型データなので、「5」
ところが、E列は、「○」という文字が2つしかないので、「2」と算出されるわけではなく、「5」と算出されています。
この原因は、E2にIF関数をつかった数式を設定していて、
=IF(D2>=80,"○","")
空白に見えても、算出結果が「空白」という状態なのです。
つまり、Null値というか、何も入力されていないセルのみが、数える対象以外になっているわけですね。
意外とこの関数の盲点でもあるので、実務で使うときには、ちょっと注意する必要があります。
では、最後にCOUNTA関数の引数などを確認しておきましょう。
COUNTA関数
読み方: カウントエー
分類: 統計
COUNTA(値1,[値2],…)
見た目と算出結果が違うときには、数式結果かどうかを確認するといいですね。