7/08/2022

Excel。表から指定した交差するセルを手早く、塗りつぶしたい【Cross table】

Excel。表から指定した交差するセルを手早く、塗りつぶしたい

<条件付き書式+AND関数>

大きなクロス表で、指定したセルがどこにあるのかを見つけるのは、なかなか見つけにくいですね。


セルを塗りつぶしすることができれば、手早くそのセルの内容を把握確認することができます。


B1に日付を入力して、B2に時間を入力します。


10月2日14時のセルを塗りつぶしすることで、該当するセルをすぐに確認することができるわけですが、どのようにしたらいいのでしょうか?


条件付き書式をつかうことで、対応することができます。

ポイントは、どのような数式をつかった条件をつくるかです。


では、早速設定していきましょう。


条件付き書式を設定するところを範囲選択しますので、B5:D9を範囲選択したら、ホームタブの条件付き書式をクリックします。


「新しいルール」をクリックします。

 


「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されます。


「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックしたら、ルールを設定します。


数式を入力するボックスに、次の数式を設定します。

=AND(B$4=$B$2,$A5=$B$1)


あとは、書式ボタンをクリックして、セルを塗りつぶしする色を設定します。

最後に、OKボタンをクリックすれば完成です。


設定したAND関数の数式を確認しておきます。


AND関数は、引数内で設定した条件をすべて満たした場合「TRUE」と判断する関数です。


最初の引数 「B$4=$B$2」で、列を対象として検索しています。

列方向に参照が変わってほしいので、行番号だけを固定した、複合参照として設定します。


B2は、セル参照先が変化してほしくないので、絶対参照を設定します。


次の引数は、日付である行を検索します。

そのため、列は固定したいので、列を固定した複合参照をつかった「$A5=$B$1」と設定します。


クロス表から指定した交差する値を算出するならば、INDEX+MATCH関数をつかいますが、セルの値を抽出するわけではないので、INDEX+MATCH関数など複雑な関数を使わなくても大丈夫です。


条件付き書式のルールに、色々な数式を設定することで、使い勝手がよくなるかもしれませんので、試してみると面白いかもしれませんね。