4/05/2023

Excel。手早く2列1組で色分けをするには、どうしたらいいの【conditional formatting】

Excel。手早く2列1組で色分けをするには、どうしたらいいの

<条件付き書式+MOD+COLUMN関数>

横長の帳票を見やすくしたいので、列ごとに塗りつぶししたいと考えたのですが、どのようにしたら、手早く設定することができるのでしょうか。


次の表のようにしたいわけです。

2列1組で色分け

ただ、一列置きではなくて、2列1組のデータになっています。


このような場合、条件付き書式をつかうことで対応できますが、ポイントは、どのような条件を設定したらいいのかということになります。


まずは対応方法からご紹介してきます。

A1:G5を範囲選択します。


ホームタブの条件付き書式にある「新しいルール」をクリックします。


新しい書式ルールダイアログボックスが表示されます。


「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックしたら、ルールを入力します。


「次の数式を満たす場合に値を書式設定」には、

=MOD(COLUMN(),4)<2

という数式を設定します。


書式ボタンをクリックして、塗りつぶす色を設定します。


あとは、OKボタンをクリックして、完成です。


このように、2列1組で塗りつぶすことができました。


それでは、条件付き書式で設定した数式

=MOD(COLUMN(),4)<2

について説明をします。


MOD関数は、除算した余りを算出することができる関数です。

COLUMN関数は、列番号を算出することができる関数です。


表の6行目にCOLUMN関数で算出した結果を表示してみました。


A6に設定した数式は、

=COLUMN()

オートフィルで数式をコピーしています。


A7に設定した数式は、

=MOD(A6,4)

こちらも、オートフィルで数式をコピーしています。


6行目のCOLUMN関数は、列番号を算出していることがわかります。


これをどのようにしたら、2列1組と判断させることができるのかを考えます。


そこで、4で除算してみましょう。

7行目は、列番号を4で除算した、余りが算出されています。


すると、2より小さい値という条件にすれば、2列1組とすることが容易であると判断できますね。


もし、余りが、2と3と算出している2列1組で塗りつぶしをするならば、そのような条件にすれば、対応することもできます。


条件付き書式は、設定する数式によって、様々な資料でつかる機能の一つなので、つかってみるといいかもしれませんね。